写真展告知

佐藤信太郎写真展:都市百景

東京都中央区の「MONO GRAPHY Camera & Art」で、佐藤信太郎写真展「都市百景」が9月1日(火)より開催される。

これまで発表された「夜光」「街景」「非常階段東京」の3シリーズを一堂に展示する写真展。

長年にわたり、土地の持つ性格や歴史、人の営みとそこから現れる雰囲気、写真の持つ物質性をテーマに東京の街を撮り続けてきた同氏の作品が並ぶ。見慣れた街並みをさまざまな角度で捉える同氏の作品から、街の捉え方や写し方など、ストリートフォトや街歩きに親しむ方にも気づきを得てほしいという。

会場では作品プリントに加え、写真集の販売も行われる。9月12日(土)には、作家本人による作品解説のギャラリートーク(要予約・有料)も予定されている。

展示名

佐藤信太郎写真展「都市百景」

会期

  • 2026年9月1日(火)〜9月13日(日)

時間

  • 火〜土:12時00分〜19時00分
  • 日:12時00分〜17時00分
    ※月曜定休

会場

MONO GRAPHY Camera & Art
東京都中央区日本橋小伝馬町17-5 2F

ギャラリートーク

  • 日時:2026年9月12日(土)19時30分〜
  • 会場:MONO GRAPHY Camera & Art
  • 参加費:880円(税込)
  • 申込:専用ページより申し込み

作家ステートメント

《夜光》《街景》《非常階段東京》の3シリーズによる展覧会。それぞれ異なる方法で東京の都市空間を捉えながら、写真の物質性を通して都市の新たな知覚の可能性を探ります。

写真におけるさまざまな見方を通して、観察と再構成のあいだを往還しながら、都市がどのように知覚され、新たな現れを見せるのかを探っています。私にとって、都市の知覚は写真そのものの物質性を通して形づくられています。ここでいう物質性とは、平面性、解像感、圧縮感、光、色、そして色面といった性質です。そうした物質性を前景化することで、都市は単なる風景ではなく、一つの像として立ち現れ、私たちの都市の見方を少しずつ変えていきます。

「夜光」では、東京や大阪の雑然とした繁華街を撮影しています。一見無秩序な看板たちも、ある視点から見ると色や光、形のリズムを生み出していて、その無意識の美に惹かれ、撮り続けたシリーズです。

「街景」では東京、千葉、大阪の街を晴れた日に順光で撮影しています。強い光に晒された街は色鮮やかで輪郭が明瞭になり、平坦でどこか非現実的に見えます。まるで芝居の書割りのようです。そこには、写真の物質性が強く現れています。

「非常階段東京」では、非常階段という中間的な高さから街を観察しています。非常階段は街の裏側に面していることが多く、普段あまり意識されない東京の表情を見ることができます。この中間的な視点からは、街の全体的な構造と細部を同時に知覚することができます。また、昼と夜のあわいの時間帯には、その土地固有の気配が静かに立ち現れます。

作家ステートメント

作家プロフィール

佐藤信太郎
1969年東京都生まれ。1992年東京綜合写真専門学校卒業、1995年早稲田大学第一文学部卒業。共同通信社写真部勤務を経て、2002年よりフリーランス。都市を主題に、写真の物質性と都市の知覚をテーマとして作品を制作。2009年日本写真協会賞新人賞、2012年林忠彦賞受賞。2016年「東京・TOKYO 日本の新進作家展 vol.13」(東京都写真美術館)に参加。2025年、写真集『都市の相貌』 (ふげん社)を刊行。国内外で個展・グループ展多数。