写真展告知

尾仲浩二写真展:番外 フランスの犬

写真家の尾仲浩二氏による写真展「番外 フランスの犬」が、MONO GRAPHY Camera & Artにて、7月3日(木)より開催される。

同展では、異国の地で撮影したシリーズ「フランスの犬」を番外編として25年ぶりに展示するもので、2008年に発表した写真集「フランスの犬」に未収録の写真を含む、ビンテージプリントを多数展示するという。

会場では、「フランスの犬」をはじめ、同氏のが過去に手掛けた写真集も販売。7月5日(土)には店舗営業終了後のギャラリートークも開催予定。

1992年、私的なごたごたからしばらく東京を離れようと、風の噂も届かないフランス行きを決めたのは訳あってフランス語を1年ほど教わっていたからに過ぎない。さしたる目的もなく、憧れる場所もない僕にとって花の都の日々は、言葉も通じず食べたいものも食べられず自閉的になるばかりで、ひとりで安ワインを飲んでいたホテルでの長い夜の記憶が残っているばかり。都会の冷たさから逃げるように、南の街々を巡り小さな山に登ったりした。山では人と会うことがないのがよかった。3週間で体重を5kg落として帰国。100本持って行ったフィルムの半分は使わないままだった。

作家コメント

会場

MONO GRAPHY Camera & Art

開催期間

2025年7月3日(木)~7月20日(日)

開催時間

木曜日、金曜日、土曜日:12時00分~19時30分
日曜日:12時00分~17時30分

休廊

月曜日、火曜日、水曜日

ギャラリートーク

7月5日(土)19時30分~
※参加費1,100円(1ドリンク付き、先着10名)

作者プロフィール

1960年生まれ。とにかく歩いてみないと何を撮るのかわからない自称マタタビ写真家。1982年にイメージショップCAMPに参加以来、日本各地を旅し自主ギャラリーを中心に活動を続け、現在も東京中野にギャラリー「街道」を運営活動中。1999年以降はモノクロからネガカラーでの撮影となり、今も暗室で自らプリントを制作している。近年は海外での撮影や作品発表が増えている。写真集に「背高あわだちち草」「Tokyo Candy Box」「あの頃、新宿で」「Faraway Boat」「Have a Break」など多数。