写真展告知

劇団EXILEを撮影した写真展「また今日が過ぎても」

ニコン「Zf」で撮影を担当した佐藤寛太さん・塩野瑛久さんが語る撮影秘話

「Zf」を手に持ち登壇(左から塩野瑛久さん、佐藤寛太さん)

写真家の武井宏員氏と、劇団EXILEのメンバーである佐藤寛太さんと塩野瑛久さんによる写真展「また今日が過ぎても」が東京都文京区の「encounter gallery」で9月6日(金)から開催中だ。

普段は個々に活動を行うという劇団EXILE。そんな10名が一堂に会し、共に過ごした様子を展示している。

劇団EXILEの10名がメインの被写体に/撮影:Hirokazu Takei

ニコンのWEBマガジン「NICO STOP」や、写真教室を展開する「CURBON」とのコラボレーションで開催されるこの写真展では、合計81点の作品を展示。展示は2つの日程(A日程とB日程)に分けられており、それぞれの日程で71点の固定作品と10点の入れ替え作品が展示されている。

その作品の多くは、ニコンのミラーレスカメラ「Zf」を使用して撮影された。

初日の9月6日(金)に行われた報道向け発表では、劇団EXILEの佐藤さんと塩野さんが登壇し、写真展への意気込みや、撮影に使用した「Zf」の感想を述べた。

Zfとオールドレンズの組み合わせがよい

今回、佐藤さんと塩野さんは俳優としてだけでなく、カメラマンとしても撮影を担当。使用した「Zf」についての両者の感想が興味深かった。

佐藤さんは元々写真好きで、中判サイズのフィルムカメラでも撮影を行っているという。今回の発表会では、「Zf」にMFレンズの「AI Nikkor 50mm f/1.4」を装着して登壇。「オールドレンズとZfの相性がぴったりなんですよ」と興奮気味に語った。

佐藤さんが「AI Nikkor 50mm f/1.4」の絞りリングを触りながら「こうやって変化していくのも楽しい」と語る

一方、塩野さんは「ダイヤルがあって難しい印象だったが、設定や画面もわかりやすかった。空気感や質感も捉えられるカメラだと感じた」と評価。カメラマンとしての新鮮な体験を語った。

印象的な撮影シーン

印象的な作品について語る2人

佐藤さんは、全員で世間話をしている時の1枚を挙げ、「みんなでくだらない話している時に、絶対落ちるというツッコミのワードを言った瞬間、全員が笑ってくれて、それを捉えることができた」と語る。

撮影:Kanta Sato

塩野さんは、ボーリング場での撮影エピソードを紹介。「塩野くんがちょっと変わった投げ方をした時に指を負傷して、その瞬間に近寄って撮った」と、ユニークな1枚の撮影秘話を明かした。

撮影:Akihisa Shiono

特に印象的だったのは、砂浜での撮影シーン。佐藤さんは「走りながら撮影したら、躍動感のある写真が撮れた。ピントもしっかり合っていて、手ブレもなくて驚いた」とカメラの性能の高さに感激した様子だった。

撮影:Kenta Sato

写真展の1週間は特別な機会

佐藤さんは写真展の意義について、「この1週間は特別な機会。SNSで簡単に拡散できる時代だからこそ、1つの空間にこの写真が全部集まることはない。それがすごく特別なことだと思う」と強調した。

塩野さんは「普段、俳優としてプライベートな部分をお届けする機会は少ないので、そういった部分を見てもらえるのが嬉しい」と期待を表明。また、「新しい展示の仕方にも挑戦している」と、写真展の工夫についても言及した。

2人での写真ユニットとしての活動については、佐藤さんが「今後2人が揃って写真展をすることは、もうないと思う。今回はすごくレアな機会になる」と、今回の特別感を強調。塩野さんは「お互いにまた写真展をやりたいとなった時には、絶対に出てほしいと思う」と前向きな姿勢を見せた。

NICO STOPの担当者も、今後もこのような機会があれば積極的に協力していきたいと語った。

本人たちが実際に使用したニコン「Zf」も会場に展示している

写真展名

「また今日が過ぎても」

開催期間

2024年9月6日(金)〜9月15日(日)

開催時間

11時00分〜20時00分(最終受付19時00分)

会場

encounter gallery(東京都文京区)

入場料

1,200円
※事前予約制