写真展告知

春日若宮式年造替奉祝 石井陽子写真展:一天四海 鹿参集

天四海鹿参集(宮島)

入江泰吉記念奈良市写真美術館は、春日若宮社の式年造替を記念し、鹿写真家・石井陽子の鹿のための鹿写真展 (人間も歓迎)「一天四海鹿参集」を、春日大社着到殿において2022年11月11日(金)から20日(日)まで春日大社と共催いたします。また、同館では、春日若宮式年造替奉祝・入江泰吉「春日野」展と藤岡亜弥写真展を11月12 日から2023年2月5日まで開催いたします。

同館が位置する奈良市・高畑界隈は、春日大社をはじめとする信仰と豊かな自然、人の営みが調和し、神の遣いとされる奈良公園の鹿が闊歩する地です。また同館は、写真家・入江泰吉が約半世紀にわたってこだわり撮り続けてきた大和路風物の作品を収蔵・展示公開しています。そこで、高畑界わいの魅力を再認識するとともに奈良の芸術文化を発信する催しとして、高畑での文化イベントの立ち上げを予定しており、その序章として、鹿写真家・石井陽子による写真展 「一天四海 鹿参集」 を春日大社と共催することとなりました。

春日大社・着到殿は、例祭「春日祭」において「着到之儀」が行われる建物であり、重要文化財に指定されています。神護景雲2年(768年)11月9日に春日大社第一殿の祭神・武甕槌命が白鹿の背に乗り降臨されたという謂れから、奈良の鹿は神の遣いとして大切にされ、鹿と人が共存する世界でも稀な風景が古くから守られてきました。このたび、着到殿で開催される鹿のための鹿写真展 (人間も歓迎)「一天四海 鹿参集」は、石井が11年にわたり日本全国で撮影した鹿たちが春日大社に参集するサイトスペシフィックアートとしての写真展です。

写真展情報

神鹿降臨(春日大社・本殿)
鼉太鼓の調べ(春日大社国宝殿)

会場

春日大社 着到殿
奈良県奈良市春日野町160

開催期間

2022年11月11日(金)~11月20日(日)

開催時間

10時00分~16時00分

主催

奈良市
一般財団法人奈良市総合財団・入江泰吉記念奈良市写真美術館

共催

春日大社