写真展告知

藤里一郎写真展:Marginal

写真学生時代、暗室にはいるのが割と好きだった。

プリント作業が特に好きで、時間を作っては

“焼き”に徹していた。

薬液の中の印画紙からジンワリと写真が浮き出てくる

時間を思い出すと少しニヤケてくる。

今回使ったカメラはPanasonic LUMIX GX7 Mark IIIという名機。

内蔵されているLモノクロームDというモードを試してみたかったのだ。

往年のフイルムの粒状性を再現したというのだからこれは

「たまらん」感がハンパない。

同時にアノ暗室でのドキドキ感がよみがえる。

早くプリントしてみたい。

そこで相棒に選んだのは新しいインクジェット紙「Arista II」だ。

薄手の紙ではあるが、なにか「特別感」がある。

そしてプリントしてみるとその感覚が実感となって画に現れてくる。

飛びすぎない白の再現、漆黒の黒からグレーへの描写、温黒調のトーンはまるで

カフェラテのようなマイルドさ。

やばい、全てが好みじゃないか。

新しくもあり、ノスタルジックも感じるこの紙。

僕のモノクローム表現のスタンダードにしたいと思う。

写真家 藤里一郎

写真展情報

会場

ギャラリー・アートグラフ
東京都中央区銀座2-9-14 銀座ビル1階

開催期間

2018年7月14日(土)~7月26日(木)

開催時間

月~金曜日:10時~18時
土曜日:10時~17時
最終日:10時~17時

トークセッション

7月15日(日)14時~
7月16日(月・祝日)17時~
7月19日(木)18時~