写真展告知

「Editor's Shot! 2017」~カメラ・写真専門誌編集者による競作展~

前回2位の当編集部・武石修に今回の意気込みを聞く

今年も東京・品川のキヤノンオープンギャラリーにおいて、カメラ・写真専門誌対抗の競作写真展「Editor's Shot! 2017」が開催される。

この写真展は、カメラ・写真専門誌の編集者が撮影した写真を展示し、来場者の投票で優秀作を決めるもの。今回で8回目の開催を数える。

基本的には紙の雑誌が参加するものであり、Webメディアである当サイト運営者たちは「毎年大変だなあ」とひとごとのように見ていた。が、カメラの業界の見えない力により参戦が決定。戦々恐々と出品したのが2年前の「Editor's Shot 2015」だった。

ルールは毎回ほぼ同じ。各誌ごとに最大4点まで出品された作品に対し、来場者が備え付けの用紙で投票、その集計数で各賞が決まる。提出する作品はもちろん写真作品で、出力はキヤノン自慢の大判インクジェットプリンター「imagePROGRAPH」、出力サイズは各作品600×400mmと本格的。

そんな初出展において我々は、思いがけない幸運に恵まれる。なんと「優秀チーム賞」を獲得したのだ。得票総数で首位の編集部に贈られる賞で、本誌編集部は河野知佳、武石修、折本幸治、鈴木誠の順で、全員10位圏内に入る快挙を成し遂げた。そんな賞があることすら知らなかったほどアウェイだった我々は、授賞式が終わったその後、近くのアウトバック・ステーキハウスで互いの栄誉を讃えあったのだった(なぜか武石修は先に帰って不参加)。

翌2016年も、謎の勢力からの要請で参加が決まった当編集部。優秀チーム賞は余裕で逃したものの、武石修が個人の得票数で「2位」を受賞する栄誉に浴す。改めて武石修を交え、アウトバック・ステーキハウスで盛り上がったのはいうまでもない。

前回、個人賞2位を受賞した武石修。賞品はEOS M5。武石初のミラーレスカメラ。

そして2017年、最新のEditor’s Shotが12月12日(火)〜12月22日(金)にかけて開催が決定。ある未解決事件をきっかけに出場が決まった我々も、3度目の戦いに身を投じることになる。

写真展の告知のついでに、せっかくなので前回2位の武石修に今回の意気込みを聞いてみた。(聞き手:折本幸治)

2016年に2位を受賞した武石修の作品。

--昨年受賞した作品の表現意図は?

そもそも夕日を撮っていたんです。そうしたら人が通りかかったので引き気味にし、ドラマチックになるのではと、人をシルエットとして入れてみました。

--撮影した機材は?

ボディはEOS M3、レンズはEF50mm F1.2L USMです。マウントアダプターを使って装着しました。

--なぜその組み合わせなのですか?

たまたま手元にあったのです。その日はそれでスナップを撮っていました。

--受賞が決まったときどう思いました?

Editor's Shotはそれまで風景写真が入賞しやすいイメージがあったので、まさか自分の作品が入賞するとは思っておらず驚きました。

--今年はどんな作品を出品するのですか?

今回も単焦点レンズを使い、街歩きの中で見つけた光景を作品にしています。ボディはEOS 5D Mark II、レンズは35mm F1.4L USMです。

--今年にかける意気込みは?
周りのレベルが高い中、前回はまぐれで上位に入賞できたようです。こういう奇跡はもう無いと思いますが、今後も入賞目指して精進したいです。

◇   ◇   ◇

ぜひ今回の武石修の作品をキヤノンオープンギャラリーで確認してほしい。今年はステーキ以外がいいなあ。

写真展タイトル

「Editor's Shot! 2017」~カメラ・写真専門誌編集者による競作展~

出展予定誌

アサヒカメラ
カメラマン
CAPA
写ガール
写真ライフ
たのしいカメラ学校
デジカメ Watch
デジタルカメラマガジン
日本カメラ
PHaT PHOTO
風景写真
フォトコン
フォトテクニックデジタル

開催場所

キヤノンオープンギャラリー2
東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー1階

開催日

2017年12月12日(火)~12月22日(金)

開催時間

10時~17時30分
※日・祝日は休館