写真展告知

エリオット・アーウィット写真展「ウィット&ユーモア」

(Art Gallery M84)

彼の作品は、ウィットとユーモアに富んだ人間味あふれるもので、ジャーナリステイックなエッセイから広告写真まで、多種多様ですが、その写真にはアーウィット自身が見たそのままが写し出されております。犬や子供などの親しみ易い題材を好んで撮影し、一見すると何でもない光景を撮影しているようでいて、アーウィットの写真には普遍的な真理が隠されているのです。今回も、アーウィットの代名詞とも言える「犬」の作品を中心に、希少価値の高いゼラチンシルバーのオリジナルプリント作品 約30点を展示致します。もちろん全てアーウィットのサイン入りです。何も情報を持たず、他人の意見や批評を頭にインプットせず、まずは見て感じて楽しんで頂ければと思います。

エリオット・アーウィット写真展『ウィット&ユーモア』を開催|Art Gallery M84

私にとって写真とは観察の芸術だ。ありふれた場所で何かおもしろいものを発見することだ。自分が「何を」見ているかというのはあまり関係ない。それを「どのように」見ているか、がすべてである。

写真家 エリオット・アーウィット

エリオット・アーウィット写真展『ウィット&ユーモア』を開催|Art Gallery M84

会場・スケジュールなど

  • ・会場:Art Gallery M84
  • ・住所:東京都中央区銀座4-11-3ウインド銀座ビル5階
  • ・会期:2017年3月6日(月)~4月15日(土)
  • ・時間:10時30分~18時30分(最終日17時まで)
  • ・休館:日曜日
  • ・入場:700円

作者プロフィール

1928年 ロシア人の両親のもとにパリで生まれる。
1939年 11歳のときに家族でアメリカに移住。
1944年 ハリウッドで過ごし、写真現像所で働く。 映画スターのブロマイドを制作する暗室でのアルバイトで写真への興味を深めた。その後、ロサンゼルス・シティー・カレッジに進学して実際に写真を撮り始めた。
1949年 ニューヨークで写真家として本格的に活動を開始する。エドワード・スタイケン、ロバート・キャパ、ロイ・ストライカーらと出会う。彼らはアーウィットの写真を評価、その後の写真家人生に大きな影響を与えた。
1951年 徴兵され、陸軍通信隊の一員としてドイツ、フランスなどで写真関連の任務を遂行。
1953年 ロバート・キャパに推薦されマグナム・フォトに参加する。ライフなどの写真雑誌を中心に次々と作品を発表。
1968年 マグナム・フォトの会長となり、その後3期務めた。
1971年 初のドキュメンタリー映画を制作する。この頃より映画と写真の作品を交互に手掛けるようになる。
1987年 写真の仕事に戻り、集大成の写真集と写真展の準備に取りかかる。以降、今日まで数多くの写真集を刊行している。

個展

大規模な写真展もニューヨーク近代美術館を始め世界各地の代表的な美術館で開催。

受賞

1951年 ライフ誌の写真コンテスト新人賞受賞。
2011年 NYの国際写真センターより功労賞受賞。

写真集

「我々は犬である」「ふたりのあいだ」「美術館に行こうよ!」などの他、最新作に、”Home Around the World” (aperture, 2016)がある。