クルマとカメラ、車中泊
CP+で見つけた愛車ボディの凹みを映し出すレフ板と、Ra96の高演色バルーンライト
2026年3月28日 09:00
雹害じゃなくても凹みはある。愛車ボディの確認に使うレフ板
ちょいと前の話題ですが……写真とカメラの祭典「CP+」。毎年2月末の恒例行事ですね。行かれた方も多いと思います。僕もケンコー・トキナーさんでセミナーやってました。いろんな機材を一気に見て回れてワクワクしますよね! そんななかでも、毎年ひときわ面白いものを見せてくれるので楽しみにしてるのが、よしみカメラさん。忍者レフがよく知られてるかな。よしみカメラさんで今年見つけた面白いもの、これです、忍者レフ デント。
忍者レフ デントは一般的な撮影用レフ板じゃありません、あしからず。車のエクボを写すためのレフ板なのです! 雹害などでエクボのように凹んでしまったボディを撮影するためのものなんです。小さな凹みのことをデントというのですね。
雹害にはしょっちゅう出会うわけではないけど、知らず知らずのうちに小さな凹みができてしまってることってありません? 忍者レフ デントをボディに映り込ませると小さな凹みがすぐにわかっちゃうわけです。
うちのエブリイにもデントがあった。スライドドアの凹みをすぐ発見
で、うちのエブリイもチェックしてみましたよ。凹みの写真を撮るならスタンドでたてた方がいいですが、まず自分の車をチェックしようってことなら、手で持ってボディに映しこんで全体をチェックするといいです。
うちのエブリイは雹に出会ってはいないので大丈夫でしょ。って思ってたら、ありましたよ、デント……。ボディに映り込んだシマシマが歪んでいるとこが凹みなわけです。すぐわかりますね、これ。ちょっと感心しちゃいました。
リアのスライドドアにあったので、荷物の出し入れの時に何かぶつけたのかなあ。む〜。これを直すか直さないかは置いといて、自分の車の状態を把握しておくってことは大事なことですよね。うちは海が近いので、こうしたところからサビが進行してしまうこともありえますんでねえ。
で、この忍者レフ デントにはちょっと面白い工夫があります。まず、ハンドルのところにネジ穴が切ってあります。いわゆるカメラネジです。忍者レフ デント小には、大ネジのみ。忍者レフ デント大には大ネジと小ネジが備わってます。忍者レフ デント小の場合は別途、大ネジ小ネジ変換を用意しておいた方がいいでしょう。ちなみに大ネジは3/8インチ、小ネジは1/4インチです。
そして工夫の本題はこっちかな。シマシマのレフ板表面に面ファスナーが溶着してあります。これを利用して別売りのライトを取り付けられるんですねえ。こうした工夫が、よしみカメラさん取扱い製品の面白いところです。
空気を入れると80cmのライトスティックに。折りたためる「バルーン棒」
これが別売ライトの「バルーン棒」。名前の通り、バルーン。空気を入れて膨らませて使うんです。使わない時はクルクルっと巻いて小さくなります。写り込みを入れるためのライトって大きさが必要なんだけど、大きいライトを持ち歩くのって嫌じゃない?
付属のポンプでシュッコシュッコと空気を入れると長さ80cmのライトスティックの出来上がり。これを面ファスナーで忍者レフ デントに取り付けるわけです。すると夜でもデントの確認&撮影ができちゃうってわけです。
夜使うと写真のような感じだけど、かえってデントがわかりやすいようにも感じました。ともあれ、いつでも思い立ったときに愛車のボディをチェックできるってわけです。
まあ、うちのエブリイくんは働く車なので美しさとか気にしないんですが、スポーツカーだったりラグジュアリーカーだったり、こだわりの愛車に乗っている方は1枚もってていいものだと思うんですよ。個人ユースだったら、忍者レフ デント小のほうでいいかな。
演色指数Ra96。夜間作業灯でも車中泊撮影でも色がきれいに出る理由
もう少し、バルーン棒のほうにも触れておきたいんだけど、ほかにも工夫があるのよ。まず入力がUSB Type-Cってこと(USB Type-A to Cのアダプターも付属)。モバイルバッテリーで使うにしても、いまどきUSB Type-Cじゃないとね。そして裏側に強力マグネットがしこまれておるんです。
するとリアゲートなど鉄板部分にくっつくので、作業灯や車中泊時の車内灯にもなっちゃうんですね。これ便利。明るいし。
夜、点灯するとこんな感じ。光量の調整は10段階なのでほんのり点灯からがっつり明るくまで使い勝手がいいのです。そしてこの写真を見て気づいたと思うんだけど色温度も5段階で変えられます。この写真は3,000K。電球色ですね。落ち着いて過ごすにはいい色合いですな。
さて、少しうんちくを語りますけど、このバルーン棒、演色指数が96なんです。Ra値ってやつなんですが、もちろん最高値は100。これは標準光源と呼ばれて現実には存在しない光とされています。
なぜ存在しないかは省略しますが、このRa値が100に近ければ近いほど正しい色を表現できるって指標なんです。ちなみに現実の製品では相当高額なストロボでRa99の製品がありますが、実用的には演色指数がRa90を超えていれば常用光源とよばれ、実用上問題ないとされており商用印刷の現場ではRa90以上の光源で環境を整えることになっています。
あ、インクジェットプリントとモニターを比較するときもRa90以上の光源でプリントを観察するんですよ。以上のことを考えてみてください。Ra96って実はかなり高性能な光源なんです。ざっくりいうと色のヌケがよく見えたり、食べ物が美味しそうに見えたりする光なわけです。
夜間照明としてもちろん優秀ですが、僕の場合車中泊先での小物撮影が捗りそうです。出先でも原稿書くからね。















