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SD・EDガラスを採用した3枚玉アポクロマート天体望遠鏡「NAKOH 60GT」

株式会社サイトロンジャパンは、NAKOHブランドの鏡筒「60GT」と専用オプションを3月27日(金)に発売した。

NAKOHは、奈光株式会社の天体望遠鏡ブランド。1月に同ブランド製品の取り扱い開始を発表していた。

60GT

有効口径60mm、焦点距離360mm、口径比F6の3枚玉アポクロマート(APO)光学系を採用した天体望遠鏡。日本製SDガラス1枚とEDガラス1枚を使用し、それぞれの異常分散特性を活用することで異なる波長の光の屈折率差を低減。色収差を抑え、シャープでコントラストの高い星像を実現する。

同時発売の専用補正レンズを装着することで、フルサイズセンサーに対応したアストログラフとして使用できるようになる。

32mmのフォーカスストロークを備えたデュアルスピードラック・ピニオンフォーカサーを搭載。フォーカサー底部にはM4ねじ穴を備え、市販の電動フォーカサーに対応する。

鏡筒後部には360°の視野回転装置を搭載。精密なインデックスとローレット付きロックノブにより、回転角度を確実に固定できる。

加えて、全長230mmの45mm幅ドブテイルバーを付属。金属製鏡筒バンドには大型の手締めロックボルトを備える。金属製キャリングハンドルは取り外しが可能。

  • 口径:60mm
  • 焦点距離:360mm
  • 口径比:F6
  • 光学系:3枚玉アポクロマート(日本製SDガラス1枚、EDガラス1枚採用)
  • 対応イメージサークル:44mm(フルサイズ対応:フラットナー/レデューサー装着時)
  • 分解能:1.93″
  • 極限等級:10.66等星
  • 集光力:肉眼の約73倍
  • 接続規格:31.7mm、50.8mm
  • フォーカス方式:デュアルスピード金属製ラック・ピニオン式(63.5mm径、ストローク32mm)
  • 全長:270mm
  • 質量:約2.94kg(バンド・プレート込み)
  • 標準付属品:キャリングハンドル、鏡筒バンド、アリガタプレート、31.7mm接眼アダプター、50.8mm接眼アダプターなど
    価格:13万1,835円

専用アクセサリー

60GT 1.0×フラットナー

像面湾曲を補正し、中心から周辺まで星像を均一でシャープな円形に保つフラットナー。

フルサイズ周辺でも光量95%以上を確保。周辺減光を抑制し、淡い天体のディテールをより鮮明に描写できるようになる。

  • 取付ネジ:M68(望遠鏡側)、M48(カメラ側)、M54(カメラ側)
  • バックフォーカス:55mm
  • 質量:約0.53kg
  • 価格:4万9,335円

60GT 0.65×レデューサー

口径比をF6からF3.9へ変更し、焦点距離が234mmとなるレデューサー。

視野が拡大することで、オリオン大星雲や北アメリカ星雲など、見かけの大きな天体の撮影に適した光学系として利用できる。

日本製SDガラス1枚を含む4枚構成の光学系を採用。色収差を軽減するとともに、像面湾曲およびコマ収差を補正する。口径比F3.9ながら、44mmのフルサイズをカバーし、画面全域で均質な星像を得られるという。

  • 取付ネジ:M68(望遠鏡側)、M48(カメラ側)、M54(カメラ側)
  • バックフォーカス:55mm
  • 質量:約0.58kg
  • 価格:6万5,835円
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。