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山岸伸写真展:酒呑童子

銀座・吉井画廊にて 本日よりスタート

山岸伸さんの個展が東京・銀座の吉井画廊で開催される。展覧会タイトルは「酒呑童子」。会期は11月2日から11月14日まで。

全身に刺青を彫った女性を被写体に、モノクロを主体にした作品表現で挑んだ山岸さん。全身像のほかに、身体の各部にぐっと押し迫った作品を織り交ぜながら、A3ノビサイズで、およそ20点の作品を展示する。

吉井画廊は絵画作品を中心に取り扱っている画廊。写真作品の展示は名取洋之助氏(故人)以来のことだという。

「彼女の肉体はそれ自体がキャンバスになっていた」と撮影を振り返る山岸さん。撮影を続ける間も被写体の刺青は都度成長を遂げており、彫られた図柄が変化し続けていたと話す。各部をクローズアップした作品は、皮膚の質感と彫りの図柄が混交して、別のものに変化したかのような印象を見る者に与える。それぞれの作品が身体のどのあたりなのかを想像することも鑑賞時のポイントになりそうだ。

今回の展示にあたり作家としてのスタートにもなると意気込む山岸さん。カメラマン・写真家としての活動を続ける中、次はどのような顔を見せるのか。会場展示作品は、全作品が販売されることになる。

概要

会期

2020年11月2日(月)〜2020年11月14日(土)

会場

吉井画廊
東京都中央区銀座8-4-25

開廊時間

平日:10時00分〜19時00分
土曜日:11時00分〜18時00分

休廊日

日曜日・祝祭日

入場料

無料