イベントレポート

【CP+2019】当サイトでもおなじみ「カメラバカにつける薬」の巨大4コマ漫画が出現

作者の飯田ともきさんにインタビュー

4コマ漫画の内容はぜひ現地でご確認ください(ボカしてます)

本日2月28日よりパシフィコ横浜にて開幕したCP+2019。マンフロットやジッツオブランドを擁するヴァイテックイメージングのブースでは、なんと当サイトで連載中の漫画「カメラバカにつける薬」でおなじみの飯田ともきさんによる巨大4コマ漫画が壁面を飾っていました。

さっそく現場の様子を写真におさめていると、飯田ともきさんのお姿を発見。今回の仕掛け人であるヴァイテックイメージングの中の人にもお願いして、さっそくお話をお聞きしました。制作の経緯やブースを楽しんでもらいたい、という中の人の思いなど、このユニークな試みの内側に迫っていきたいと思います。

巨大4コマ出現のねらい

――そもそものきっかけは何だったのでしょう。
飯田ともきさん: ヴァイテックイメージングの中の人(以下、中の人)から2018年の12月ころに声をかけていただいたことがきっかけです。

――あまり見ない試みということもあるのかもしれませんが、それにしてもかなりインパクトがありますね。

中の人: ブース出展では、どうしても壁ができてしまいます。その壁面には作例写真が展示されることが多いのですが、写真好きが集まるCP+といえども、短い時間の中では来場者の方の目はどうしてもカメラに集中しがちで……。そこで、どうしたら当社のブースを目指して来てもらえるかを考えた時に考えついた案でした。壁が見たいから当社のブースに来たいと思ってもらえるような、来場の目的にしてもらえるような展示にしたかったんです。

CP+の来場者のうち、約6割くらいが1人で来ている人なんです。そういう人が1人でいても楽しめるように、という意図もあります。漫画を見てほっこりしてもらいたいなと。

ブースの位置の関係からも、来場者の目に目をとめてもらえる「見る壁」にしたかったんです。

――カメラバカにつける薬のファンからもさっそく問い合わせがあったとのことですが?
中の人: ご本人はいらっしゃいますか、という問い合わせをたくさんいただきました。読者が集まり、そこで交流が生まれるかもしれませんね。現場でシェアする楽しさもあると思います。

本気で取り組んだ制作過程

――中の人にお聞きしますが、飯田ともきさんのことは、以前からご存知だったのですか?

中の人: デジカメ Watchに連載されている、飯田ともきさんの漫画はずっと見ていて知っていました。販売店の人にも読んでいる人が多くて、お店の人ともよく話していたんです。ちょうどCP+2019の出展ブースのアイデア出しの中で、たくさんの製品を展示する中で、新しいことをしたいと考えていて、飯田ともきさんにお声がけしたんです。

――奇抜な案ですが、実現にあたって困難なことなどはありましたか?

中の人: 今回は、比較的自由度の高い状況で企画が成立しました。飯田ともきさんとは、12月の半ばころにはじめてお会いしたんですが、実際にお会いしてみたらすごくフレンドリーな方で、その日は4時間くらいお話していました。

飯田ともきさん: 今回は壁面スペースということで、掲載サイズも大きくなるため、ブースの壁面の寸法をいただいてからは、漫画を実際にA3判で出力して、自宅の壁に貼ってバランスなどを調整していました。

――普段描かれているものと比べて難しかった点や苦労した点はありますか?

飯田ともきさん: サイズが大きくなりますので、線がぎざぎざにならないように、ピクセルではなくベクターで線を描きました。このデータをつくるのに苦労しましたね。その甲斐あって、ジャギーのない滑らかな線が出力されていて、良かったなと思っています。

――今回、縁あってヴァイテックイメージングブースの壁をご自分の作品で飾ることになりましたが、ヴァイテックイメージングが扱っている製品で何かお使いのものはありますか?
飯田ともきさん: ゴリラポッドを使っています。

――ヴァイテックイメージングの製品で、買いたいものはありますか?
飯田ともきさん: GITZOのトラベラー三脚か、GITZOのトラベラー三脚が欲しいです(笑)。

飯田ともきさん。愛用のゴリラポッドとともに。

会場ではプレゼントも

――会場ではプレゼントも用意されているそうですが?

飯田ともきさん: キャラクターを印刷したアクリル製のキーホルダーをつくりました。三脚につけてもらって、自分の三脚であることを示せるように、裏側に文字が書けるようにしてあります。配布する種類は1種類です。

中の人: 会場に来られない方のためにも、このキーホルダーのプレゼントも用意しています。抽選とはなりますが、Twitter上で随時応募方法などを発表・配信していきますので、ぜひチェックしてください。さらに豪華なプレゼントの追加も考えています。もちろん漫画だけでなく新製品の展示もあります(笑)ヴァイテックイメージングブースにぜひいらしてください。

本誌:宮澤孝周