イベント告知

CP+2018開幕まであと1週間!運営主催の新企画や併催イベントの最新情報を紹介

ヨシダナギさん、田中達也さんが登場 写真集フェアも

いよいよ開催まで1週間となった「CP+2018」。CP+実行委員会が2月19日に発表した最終情報や、気になる情報をピックアップしてお届けしよう。

CP+2018 開催概要

開催日:3月1日(木)・2日(金)・3日(土)・4日(日)
開催時間:10時〜18時(初日午前中はプレスタイム)(最終日は17時まで)
会場:パシフィコ横浜/大さん橋ホール
主催:一般社団法人 カメラ映像機器工業会(CIPA)
協賛:一般社団法人 日本写真映像用品工業会
入場料:1,500円(税込)Web事前登録は無料

来場者数目標は7万人

2016年の初開催から7年目にあたる今年のCP+。この間、カメラ業界では紆余曲折あったものの、CP+は着々と開催規模を拡大しており、今回も前回CP+2017をしのぐ7万人の来場者数目標を掲げている。

CP+2017(前回)と比較

出展社数:121社・団体→128社・団体
出展小間数:1,116小間→1,123小間
来場者数(目標):6万6,665人→7万人

キービジュアルのあの女性は?

昨年のCP+2017から実行委員会では、女性・ファミリー層といったカメラに縁遠いイメージの層へアピールすることをはっきり打ち出した。

続く今回もその路線を踏襲。コミニュケーションキーワードは「一緒に はじめよう」。

写真に興味はあるけど、一歩踏み出せないという人たち(特に女性)をターゲットとしており、それに即した施策の数々が繰り広げられる。

キービジュアルもこれまでとはガラッと変わり、女性モデルを大きく扱ったものになった。モデルの名前は笠井海夏子(かさいみかこ)さん。笠井さんが女性の友人に「一緒に行こう」と語りかけているという設定だ。

その他の広告にも女性重視の戦略が現れていて、例えばFacebookでは女性を中心としたターゲティング広告を出稿している。

人気の写真家をフィーチャーした「Photo Weekend」

また、3月3日(土)3月4日(日)の2日間にわたり、パシフィコ横浜 会議センター3階では「Photo Weekend」という企画が実施される。一般にも知名度の高い写真家、ヨシダナギさんと田中達也さんに焦点を当て、それぞれ作品展示とトークショーを実施。カジュアルな写真の楽しさを伝える内容になるという。

ヨシダ、田中の両名に加え、「旅」「音楽」「アート」「猫」といった切り口でのトークショーも行われる。いずれも撮影テクニックや機材の情報というより、「好きなこと、撮りたいもの」をテーマにラインナップされている。

加えて、写真の撮り方などを学べるフォトスクールやワークショップも開催される。

特別展示

ヨシダナギ 特別パネル展示「Background Story」
初公開作品を含む作品やオフショット、本人のエッセイなどで構成。

田中達也 特別展示&数量限定オリジナルスイーツカフェ「MINIATURE LIFE CAFE LOUNGE」
未公開作品を含む12作品の展示、そして作品世界を思わせるオリジナルミニチュアスイーツが提供される予定。ちなみにスイーツは、CP+会場のパシフィコ横浜からすぐ隣、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの協力によるもの。

フォトカルチャーステージ

死ぬまでに行きたい世界の絶景〜特別編
詩歩(絶景プロデューサー)
3月3日(土)11時00分〜11時45分

アートのとなり。写真のとなり。
前田エマ(モデル)
3月3日(土)13時00分〜13時45分

365日"必死すぎるネコ"ライフ
沖昌之(猫写真家)
3月4日(日)11時00分〜11時45分

GOOD ROCKS! GOOD PHOTO!
フクモトヒロスケ(編集者・フォトグラファー)
3月4日(日)13時00分〜13時45分

撮影は被写体が9割〜ヨシダ、CP+に立つ
ヨシダナギ
3月4日(日)15時00分〜15時45分

MINIATURE LIFE〜見立ての視点で楽しむ写真
田中達也
3月3日(土)15時00分〜15時45分

CP+写真館「Fly High by 安田菜津紀」

テレビなどで人気のフォトジャーナリスト安田菜津紀さんに、記念写真を撮ってもらえるコーナー。昨年行われた「鈴木心写真館」に続く企画で、フィリップ・ハルスマンの「JUMP BOOK」のように、ジャンプをした来場者を撮影する。すでに予約は完売。ただし数量限定ながら当日枠もあるという。

3月3日(土)3月4日(日)
10時00分〜16時00分
パシフィコ横浜展示ホール2階

写真集フェアとしてかなりの規模の「Photobook JP」

国内外の写真集出版社が集うブックフェアで、今回が初開催となる。主催はroshin booksとflotsam books。海外出版社の出展も多くみられ、規模・内容とも、日本の写真集のみのフェアとしては異例の充実度だ。

※順不同・敬称略

出展ブース

赤々舎
Bromide Publishing House Limited Case Publishing
CONTACT HIGH ZINE
crevasse
Ediciones Anómalas
edition.nord
flotsam books
ふげん社
GRAF publishers
IACK
IDEA BOOKS
街道
KANA KAWANISHI
Libro Arte
MACK
MAGNUM PHOTOS
ナナロク社
NAZRAELI PRESS 日本カメラ
2手舎
OSHIRIS
PHOTO GALLERY INTERNATINAL
PHOTOBOOK AS OBJECT / PHOTOBOOK WHO CARES Unobtainium Photobooks
POST
RED PHOTO GALLERY
RONDADE
roshin books
shashasha
Shelf
蒼穹舎
SPEW
STAIRS PRESS
スーパーラボ
TAP Gallery
twelve books
ユカイハンズ
Zen Foto Gallery

オリジナルタブロイド作品集を配布

会場では著名フォトグラファーが参加したオリジナルタブロイドが配布される。1冊につき一人の作品を掲載。A3サイズでプリンティングディレクターは熊倉佳三。

参加作家は、Yehlin Lee、石川直樹、鈴木理策、広瀬耕平、山谷佑介、細倉真弓、森栄喜、深瀬昌久、Alec Soth、Jonas Bendiksen、Max Pinkers、横田大輔、中平卓馬、阿部祐己、石内都、伊丹豪、尾 仲浩二、草野庸子、安村崇、Ed Templeton、Deanna Templeton 、奥山由之、野口里佳、 Jungjin Lee、原美樹子。

トークイベント

連日にわたり会場内のステージでトークイベントが開催される。予約不要。

写真家 鈴木理策 × グラフィックデザイナー 秋山伸
3月1日(木)14時00分〜

匿名的写真家集団 SPEW × キュレーター 菅沼比呂志
3月2日(金)12時00分〜

写真家 石内都 × 写真家 細倉真弓 × 写真評論家 飯沢耕太郎
3月2日(金)14時00分〜

写真家 原美樹子 × キュレーター 菅沼比呂志
3月3日(土)14時00分〜

写真家 伊丹豪 × 写真家 山谷佑介
3月3日(土)16時00分〜

写真家 森本美絵 × フクヘン 鈴木芳雄
3月4日(日)12時00分〜

写真家 横田大輔 × 写真評論家 タカザワケンジ
3月4日(日)14時00分〜

写真家 草野庸子 × 写真評論家 飯沢耕太郎
3月4日(日)15時30分〜

プロ向け動画エリア・プロ向け動画セミナー

それぞれ別に設けられていた製品展示のプロ向け動画エリアとプロ向けセミナーの会場が今回から一体化。パシフィコ横浜 会議センターの303・304号室で行われる。

6つあるセミナーはすでに満席。各種のセミナーのうち、動画セミナーの席が最も早く埋まるそうだ。プロ向け動画エリアの出展社数も10社から15社に増えるなど、動画分野からのCP+への期待が高まっている様子だ。

プロ向け動画エリアを含め、3月1日(木)、3月2日(金)の平日2日間のみの開催なので気をつけてほしい。

プロ向け動画セミナー

【導入編】一眼ムービーなんて怖くない! CP+編 「撮影シーン別・この機能が欲しい!」
鹿野宏(フォトグラファー)
3月1日(木)11時00分〜12時30分

【実践編】Simple & Speedy:Final Cut Pro Xではじめる一眼ムービー
斎賀和彦(駿河台大学メディア情報学部教授)
3月1日(木)13時15分〜14時45分

【動向編】映画撮影用のシネマレンズを一眼ムービーで試す
千葉孝(撮影監督/デジタルイメージテクニシャン)
3月1日(木)15時30分〜17時00分

【導入編】ビデオグラファーのトップランナーが教える、未来を生き抜く映像機材選び
鈴木佑介(ビデオグラファー)
3月2日(金)11時00分〜12時30分

【実践編】音を整えて一眼ムービーのクオリティをアップ
講師/大須賀淳(映像作家/音楽家)
3月2日(金)13時15分〜14時45分

【動向編】フォトグラファーのためのドローン空撮の始め方
茂手木秀行(フォトグラファー)
3月2日(金)15時30分〜17時00分

その他の気になる情報

マグナムが観たモノクロームのパリ

会期中、CP+会場の隣にあるヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルの2階ロビーで、「マグナムが観たモノクロームのパリ」が開催されている。フォト・ヨコハマの主催イベントのひとつ。パシフィコ横浜の帰りにでも立ち寄ってはいかがだろうか。3月4日(日)まで。

ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル
2月24日(土)〜3月4日(日)

石内 都 肌理(きめ)と写真

こちらも会期中、CP+会場の近所で開催されている写真展。初期の粒子を強調したモノクロ作品から、被爆地に残る遺品を撮影した「ヒロシマ」まで、代表作を順に観る構成。3月3日(土)18時30分からは、石内都さん本人によるギャラリートークもある。

横浜美術館
2017年12月9日(土)〜2018年3月4日(日)

ちなみに、石内さんのデビュー作「絶唱、横須賀ストーリー」も、同じく横浜美術館のコレクション展で展示されている。あわせて観られるのはラッキー。こちらも3月4日(日)まで。

JAPANキャンピングカーショー

詳細は未定だが、パシフィコ横浜に隣接するエリアで、JAPANキャンピングカーショーの出張展示があるとのこと。風景撮影と親和性が高いキャンピングカーの実物をじっくり見ることができそうだ。キッチンカーが来るという情報もあり、会期中の食事事情が改善されるかも?

終わりのうた

前回のCP+から、毎日の終了時にかかる音楽が「蛍の光」から「愛を込めて花束を」(Superfly)に変更された。今回も同じく「愛を込めて花束を」が採用される。ただし「蛍の光」わかりにくいという声があったことから、閉場のアナウンスが同時に流れるかもしれないとのこと。

◇   ◇   ◇

↓家族・子ども連れにオススメのCP+情報です。
3/1〜4開催「CP+2018」は、カメラと写真を丸ごと楽しめるイベント【PR】