デジタルカメラマガジン

魅せる城写真の極意/現存12天守から幻想的風景まで 完全攻略ガイド

Sigma BF & ソニーの超望遠800mmズームも徹底特集

3月19日(水)発売の『デジタルカメラマガジン 2025年4月号』の一部を紹介する。今回の特集1は「現存12天守から歴史ロマンあふれる名城まで城撮影のすべてが分かる!」だ。

【特集1】現存12天守から歴史ロマンあふれる名城まで城撮影のすべてが分かる!

テレビ番組やSNSを中心に人気が高まっているのが日本の名城。城を上手に撮影したいという声も耳にする。デジタルカメラマガジン4月号の特集では城撮影における基本から応用までを徹底解説。

城にまつわるコラムも交えながらその魅力を紹介する。全国各地で活躍する写真家が教えるとっておきの城撮影スポットなど城のスペシャリストたちが写真好きのために、余すところなくその知識を伝授。

お城博士・千田嘉博の城撮影のすすめ

なぜ城はそこにあり、人々は城に魅了されるのか。愛用のライカで城の記録写真や風景写真を撮る城郭研究の第一人者、千田嘉博先生に城の楽しみ方、そして自分なりの城郭写真を撮ることの意義について語っていただいた。

歴史作家・河合 敦の「お城の雑学Q&A」と「歴史を変えたスゴイ城ランキング」

城の種類や特徴、名称といった基礎知識を河合先生が解説。城への理解が深まると、撮りたくなる城のイメージがきっと膨らむはず! さらに日本史上で大きな転機となったエピソードを持つ名城をランキング形式で紹介! 城歩きのときには、建物だけでなく背景にあるドラマに思いをはせて撮影してはいかがだろうか。

城撮影のための六箇条

日本の城は、歴史的建造物としての魅力に加え、風景の中で息づく芸術でもあり、見る者を魅了する存在だ。カメラを構えるたび、異なる表情が見え、構図や光の変化によって唯一無二の1枚を生み出せる。構造の工夫や意匠の違いを知ることで、写真に込める視点も深まっていく。城撮影の魅力と基本テクニックを紹介する。基本を知ることで撮影の幅が広がり、自分らしい1枚へとつながっていくはずだ。

現存12天守撮影ガイド

日本にはかつては数万の城があったと言われている。その多くは時代とともに失われ、江戸時代までに建造された城で天守が残っているのは12城のみとなっている。400年を経て、いまだそびえるその勇姿と見どころを解説する。

歴史ロマンが息づく名城10選

城はそれぞれ異なる目的で建設されている。特に戦国時代に築かれた城は、戦のための貯蔵施設や権力の象徴としての役割を果たしていた。豊臣秀吉、真田信繁、朝倉義景といった歴史に名を刻んだ武将たちが活躍した名城を10城紹介する。

ドラマチックシーンTECHNIQUE 8

城を撮影する際に気象条件やイベントなどを絡めれば、美しい「城風景写真」が撮影できる。ここでは日本全国から人気の幻想的なシーンを厳選して、準備や撮影方法を紹介しよう。

登場写真家(敬称略)

上田孔希、大竹亮太、岡泰行、柄木孝志、河合敦、佐々木和一朗、千田嘉博、館野二朗、西川貴之、萩原さちこ、畠中和久、藤原嘉騎

【PICK UP】究極のデザインと操作性は進むべきカメラの1つの解「Sigma BF」

SIGMA fpシリーズから4年、まったく新しいコンセプトの35mm判フルサイズセンサーを搭載するコンパクトカメラが登場。フィルムカメラの操作体系から一新、新感覚のカメラ操作を目指した意欲作。ボタンを極力排除することで、スマートフォンに似た感覚で写真が撮れる。メディアカードが存在せず、内蔵メモリ(230GB)で記録。新しいステージに進んだカメラの魅力をお伝えする。

【PICK UP】Eマウント最長の800mmを実現した超望遠ズーム「ソニー FE 400-800mm F6.3-8 G OSS」

Eマウント初となる焦点距離800mmを実現した超望遠ズームレンズ。動物や野鳥、スポーツ撮影などを主目的に設計されたレンズで、解像力はもちろん、ダブルリニアモーターの採用でAF性能にもこだわった仕様。インナーズーム設計でズームリングの回転角を抑え、動体撮影時の画角調整スピードを優先するなど、現場での操作性に配慮されたレンズとなっている。北海道で野生動物や野鳥の撮影を続ける井上浩輝氏に、FE最望遠ズームの魅力を解説してもらう。