デジタルカメラマガジン

5月号特集は「美しい色彩風景 春夏編」。絶景ガイド52か所を収録

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総力特集:季節の色を生かした写真の撮り方、教えます。

冬景色から一転して、春から夏にかけてたくさんの色が風景の中にあふれ出す。季節の被写体ならではの美しい色彩は写真にどう生かせば良いのか。デジタルカメラマガジン5月号の特集は色彩美を堪能できる日本各地の風景を紹介しながら、風景写真家たちの色彩美を抽出するためのアプローチを紹介する。

「色」をテーマに春・夏の絶景スポット&テクニックを紹介

緑─Green

緑は平和を表し、地球上の自然を象徴する。安全や安心、癒やしをイメージさせる色でもある。森の中を歩いているとリラックスできるのはそのためだ。視力を回復させる効果もあるといわれる緑色は心身ともに疲れたときに必要な色なのだ。特に黄色との相性が抜群で副題として取り込むことで春らしさをよりいっそう高めることができる。

桃─Pink

女性にとって永遠の憧れの色であるピンクは、人の心をときめかせ、優しい気持ちにさせてくれる。色彩心理的には体を弛緩させて心をほどく力がある。春先に咲く桜の下で人々が笑顔になるのはピンクが持つ不思議な力のせいなのかも知れない。撮影時は同系色でまとめる方が優しい雰囲気を伝えやすく、明るめの露出にすることでピンクらしさが生きる。

紫─Purple

紫は深い悲しみを癒やしてくれる高貴な色。人は強いストレスを抱えたときに紫色を求めるという。色彩心理学においては人の神経を刺激しない色である。風景の世界では他の色と組み合わせずに紫だけをクローズアップすることで、その美を引き出せる。日本ならではの雅かつ神秘的なイメージはおそらく紫色しか表現できないだろう。

登場写真家(敬称略)

イナガキヤスト、上田孔希、うさだだぬき、大坪邦仁、岡本大志、金子美智子、柄木孝志、菅家優介、喜多規子、木村琢磨、Keita kawazoe、小林 淳、saizou、佐々木和一朗、新海良夫、鈴木芳澄、清家道子、高橋良典、館野二朗、谷田洋史、対馬慎太郎、長尾岬生、西川貴之、萩原れいこ、平井葉月、藤原嘉騎、本間昭文、八木千賀子、山下峰冬、山梨勝弘、wasabitool

新製品:多くの実写作例を交えた大ボリュームでレビュー

高解像度化したミラーレスカメラ「SIGMA fp L」を6ページ、ソニーの大口径標準レンズ「FE 50mm F1.2 GM」を4ページ、小型のフルサイズ単焦点レンズ「FE 24mm F2.8 G/FE 40mm F2.5 G/FE 50mm F2.5 G」を6ページ、リコーイメージングの最新一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」を4ページ、それぞれレビューしている。

PICKUP 連載:中井精也 COLORS

デジタルカメラマガジンで毎月連載している、中井精也の「COLORS」。毎月1つの色を決めて、その色に合う鉄道風景を撮影する。今月は「桜」。ソニー α1とG Masterレンズで撮られた絶景の桜色鉄道風景を堪能しよう。