フォトコンテスト

第60回富士フイルムフォトコンテストの募集概要が発表。組写真部門とアンダー39部門が新設

作品募集は9月1日スタート

富士フイルムは5月10日、第60回富士フイルムフォトコンテストの開催概要を発表した。

1950年の第1回開催から、今回で60回目の開催となるフォトコンテスト。2020年度の開催が本来60回目となっていたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけて開催が中止となっていた。今回、改めて60回目の開催として作品募集に関する案内が発表された。

今回の開催分では、コンテストが60回目を数えることを記念して、これまでの自由写真部門とネイチャーフォト部門に加えて、組写真部門とアンダー39部門の2部門が新設。計4部門で作品を募る。作品の募集期間は2021年9月1日(水)~10月20日(水)となっている。

自由写真部門のテーマは特に設けられていない。ポートレートやスナップ、スポーツ、伝統文化・郷土芸能など、自由に思い思いの瞬間を撮った作品を募る。

ネイチャーフォト部門は、自然風景や動植物、昆虫、水中写真や人と自然との共生、里山の風景写真などを募る。

大賞の「フジコン大賞」は、以上の自由写真部門とネイチャーフォト部門の2部門から1作品が選出される(組写真部門とアンダー39部門は対象外となる)。受賞者には賞金100万円のほか副賞が贈られる予定となっている。このほか、入賞作品は、大伸ばしプリントで全国4カ所の富士フイルムフォトサロンで展示されるほか、作品集に掲載されることになる。

今回、特別企画枠として設けられる「組写真部門」の応募規定は4枚1組となっており、テーマに関する指定はない。身の回りの日常風景や、子ども・ペットの成長記録など、自由にテーマを設定してストーリーを組みあげてほしいと案内している。また、「アンダー39部門」は、2021年10月末現在時点で39歳以下の人が対象。こちらもテーマは自由。同社では、フォトコンテスト初心者をはじめ、若年層や学生など、若手ならではの感性を発揮してほしいと呼びかけている。

審査員は「自由写真部門」が野町和嘉氏、「ネイチャーフォト部門」は小松ひとみ氏、「組写真部門」は元田敬三氏、「アンダー39部門」は辻佐織氏が、それぞれつとめる。

第59回の入賞作品のひとつ

自由写真部門

テーマ

自由

賞と受賞者数および賞金

フジコン大賞:1名(100万円)※自由写真部門とネイチャーフォト部門の総応募作品から1名が選出される
グランプリ:1名(各50万円)
金賞:3名(各20万円)
銀賞:10名(各10万円)
銅賞:20名(各5万円)
優秀賞:30名(なし)

ネイチャーフォト部門

テーマ

自然風景、動植物、昆虫、水中写真など
※自然が主題であれば、建造物や人物が写っていても応募できる

賞と受賞者数および賞金

フジコン大賞:1名(100万円)※自由写真部門とネイチャーフォト部門の総応募作品から1名が選出される
グランプリ:1名(各50万円)
金賞:3名(各20万円)
銀賞:10名(各10万円)
銅賞:20名(各5万円)
優秀賞:30名(なし)

組写真部門

テーマ

自由

規定

4枚1組で表現すること

賞と受賞者数および賞金

大賞:1名(10万円)
審査員特別賞:10名(各2万円)
優秀賞:20名(各5,000円)

アンダー39部門

テーマ

自由

賞と受賞者数および賞品

大賞:1名(ミラーレスカメラ)
審査員特別賞:10名(インスタントカメラ)
優秀賞:20名(フォトブック無料券)