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第60回富士フイルムフォトコンテストの開催中止が決定

新型コロナウイルス感染症への対応 昨年度の入賞作品展は順次開催

富士フイルム株式会社は6月19日、2020年度の「富士フイルムフォトコンテスト」の実施を見送ると発表した。新型コロナウイルス感染症の終息の目途が立っておらず、撮影活動に制限がある状況が続いていることが理由だとしている。

富士フイルムフォトコンテストは1950年に第1回が開催され、同社が「写真文化の継承、発展」を支援する活動の一環として実施してきた。来年度については実施予定としているが、日程については今のところ未定。

昨年実施の第59回コンテストでは一般企画として「自由写真部門」「日本の文化部門」「ネイチャーフォト部門」、特別企画として「壁に飾る写真部門」「フォトブック部門」の計5部門で作品募集を実施した。昨年度の応募総数は2万9,554点だったという。

第59回の入賞作品展は札幌で以下の通り開催を予定している。他の開催予定地(東京、大阪、福岡、名古屋)での実施については、本稿執筆時点で中止となっている。今後の開催の有無については、同フォトコンテストWebページ上での案内を予定しているという。

第59回 富士フイルムフォトコンテスト 入賞作品発表展

会場

富士フイルムフォトサロン 札幌
北海道札幌市中央区大通西6-1 富士フイルム札幌ビル 1F

開催期間

2020年7月3日(金)~7月8日(水)
※日本の文化部門・ネイチャーフォト部門
2020年7月10日(金)~7月15日(水)
※自由写真部門・壁に飾る写真部門・フォトブック部門

開催時間

10時00分~18時00分(木曜日は休館)

本誌:宮本義朗