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海外発表:1型“積層型CMOS”採用の「RX10 II」

4K動画に対応 24-200mm相当F2.8レンズ

ソニーは6月10日(現地時間)、海外でサイバーショットシリーズの新モデル「RX10 II」(DSC-RX10M2)を発表した。海外では7月に1,300ドルで発売する。

2013年11月に発売した「サイバーショットRX10」の後継機。同時発表のポケットカメラ「RX100 IV」と同様に、1型の「Exmor RS」積層型CMOSセンサーを採用する。1型の積層型CMOSセンサーを採用するデジタルカメラは世界初。

RX10 IIの有効画素数は約2,020万。感度設定範囲はISO100-12800(拡張でISO64、ISO80)。RAW記録に対応する。

積層型CMOSセンサーは、ソニーが2012年1月に開発発表した技術。画素部分と回路部分をそれぞれ独立した層として重ねたセンサー構造で、信号処理回路により多くのスペースを割いて高速化が図れるほか、独立した各層を別々に製造できるメリットがあるとされている。

進化した信号処理とDRAMメモリーチップの採用により、読み出しを5倍高速化。最大40倍(960fps)のスーパースローモーション動画や、ローリングシャッター歪みを最小化した最高1/32,000秒の「Anti-Distortion」電子シャッターなどを可能とした。連写速度は14コマ/秒。

サイバーショット初の4K動画記録(3,840×2,160)に対応。XAVC Sコーデックに対応し、ビットレートは4Kで最高100Mbps、フルHDで最高50Mbps。4K動画は最長29分(USの場合)まで連続撮影できるとしている。

ボディ外観はRX10を継承。新たに防塵防滴としている。レンズは35mm判換算24-200mm相当で全域F2.8のZEISS Vario-Sonnar T*。

EVFは235万ドットのOLEDパネルを採用。接眼光学系にツァイスT*コーティングを施した。

液晶モニターは3型約122.8万ドットの上下チルト式。

Wi-Fi/NFC機能を搭載。

(本誌:鈴木誠)