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「第7回タムロン鉄道風景コンテスト」入賞作品展が開幕

 「第7回タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット」の入賞作品写真展が、11月7日にそごう大宮店(埼玉県さいたま市)の3階特設会場で開幕した。会期は11月20日まで。開場時間は10時~20時。入賞の全87作品を展示する。

会場はそごう大宮店3階特設会場。ビックカメラに繋がる連絡通路の部分
テープカットを行った。左からそごう大宮店 店長 横山明浩氏、さいたま商工会議所 副会頭 安藤嘉明氏、さいたま市 市長 清水勇人氏、さいたま市教育委員長 生涯学習部 部長 森田敏男氏、タムロン小野守男社長

 鉄道の風景写真を対象に、6月1日から9月5日まで作品を募集。1,909人から7,000点の応募が集まり、いずれも前年を上回った。

 7日午前に行われたオープニングセレモニーでは、さいたま市長の清水勇人氏が挨拶した。2017年に10周年を迎える「鉄道博物館」(同市大宮区)が展示面積を1.5倍に拡大する計画や、大宮駅を通るJR宇都宮線・高崎線が東京駅まで延伸し、東海道線と直通する「上野東京ライン」の来春開業など、“鉄道のまち大宮”の更なる発展について期待を述べた。また、展示作品を「鉄道が生活の中に溶け込んでいる様子が素晴らしい」と評した。

 審査員をつとめる鉄道写真家の広田尚敬氏とフォトライターの矢野直美氏は、同コンテストの定番となっている数字の語呂合わせを披露。応募総数7,000点の数字にお互いの名前とエールの意味を込め、「なおー!」と読んだ。和やかでテンポの良いトークが、今年も同コンテストの審査における“名コンビ”ぶりをうかがわせた。

さいたま市長の清水勇人氏
審査員の矢野直美氏(左)と広田尚敬氏(右)

 講評では、コンテスト初応募の参加者に対して広田氏が「まず出してみることが大事」と背中を押した話を紹介。矢野氏は、同コンテストが回を重ねるごとに応募数が増えている点に触れ、1万点を越えるのが楽しみと期待を語った。広田氏は霧の中を撮影した入賞作品について「こうした撮影状況はレンズを選ぶ。(撮れたのは)タムロンレンズならでは」とコメントした。

 タムロン代表取締役社長の小野守男氏は、作品展の開幕にあたり後援関係者への感謝を述べるとともに、同コンテストが7回目を迎え、応募数が第1回の2倍近くまで増えていることを喜んだ。

タムロン代表取締役社長の小野守男氏

 入賞作品は同会場およびタムロンWebサイトの審査結果発表ページで見られる。

(本誌:鈴木誠)