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シグマ、2種類の「150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」を発表
性能追求モデルと機動性重視モデル
Reported by 本誌:鈴木誠(2014/9/12 14:32)
シグマは9月12日、35mmフルサイズ対応の超望遠ズームレンズ「SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」を開発発表した。同じスペック表記ながら鏡筒や光学設計の異なるレンズ2製品を、同社のSportsラインとContemporaryラインでそれぞれ展開する。
Sportsラインの同レンズは10月発売予定。価格は税別25万9,000円で、キヤノン用、シグマ用、ニコン用をアナウンスしている。Contemporaryタイプは、発売日・価格未定。キヤノン用、シグマ用、ソニー用、ニコン用を予定している。
2製品の関係は、プロ向けの光学性能・運動性能を持たせたSportsタイプに対し、その基本スペックを踏襲しつつ小型軽量としたContemporaryタイプという位置づけ。Sportsタイプの防塵防滴仕様に対し、Contemporaryではマウント部のみをシーリングした簡易防塵防滴仕様とするなどの違いも見られる。三脚座はともに付属する。
Sportsタイプのレンズ構成は、FLDガラス2枚、SLDガラス3枚を含む16群24枚。9枚羽根の円形絞り。最短撮影距離は260cm。フィルター径は105mm。最大径×全長は121×290.2mm。重量は2,860g。
同社は「SIGMA WR PROTECTOR」(保護用撥水・帯電防止タイプ)、「SIGMA WR UV FILTER」(UV撥水・帯電防止タイプ)、「SIGMA WR CIRCULAR PL FILTER」(PL撥水・帯電防止タイプ)、「SIGMA PROTECTOR」(保護用ノーマルタイプ)を同時発表。150-600mm F5-6.3 DG OS HSMに対応する95mmおよび105mmまでラインナップしている。
Contemporaryタイプは、FLDガラス1枚、SLDガラス3枚を含む14群20枚。9枚羽根の円形絞りを採用する。最短撮影距離は280cm。フィルター径は95mm。最大径×全長は105×260.1mm。重量は未定(数値はいずれもシグマ用)。
共通仕様として、主要焦点距離ごとに設定できるズームロックスイッチ、フルタイムMF、加速度センサーによる手ブレ補正(2つの流し撮りモードも)、撥水/防汚コーティング(Contemporaryは最前面のみ)、F8AF対応の新設計テレコン対応、SIGMA USB DOCKでのAFカスタマイズに対応する。
また、MTF測定器「A1」での全数検査、同社独自のマウント交換サービスへの対応も共通。