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【CP+】タムロン、「16-300mm F3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO」などを展示

 タムロンブースでは、開発発表した「16-300mm F3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO(Model B016)」と「28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD(Model A010)」を手にとって試すことができる。いずれも発売時期と価格は未定。

タムロンブース

 16-300mm F3.5-6.3 Di II VC PZD MACROは、APS-Cサイズ機用の高倍率ズームレンズ。世界初という18.8倍ズームを実現した。35mm判換算での焦点距離は24.8-465mm相当とする。

16-300mm F3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO
望遠端にしたところ

 同社の従来品は焦点距離18-270mmだったが、広角側と望遠側の焦点距離を拡大しながら、従来品よりも小型化している。

 今回、従来のXRレンズよりも屈折率の高いUXRレンズを同社で初めて採用することで、小型化を実現したという。また、20年に及ぶ高倍率ズームレンズのカムなどの設計ノウハウも小型化に寄与したとする。

 デザインもこれまでの金色のリングをあしらったものとは異なる落ち着いたデザインになった。TAMRONロゴのあるリング部分はタングステンシルバーと呼ばれる色を採用した。今後同社の新レンズはこのデザインに切り替わるという。

 一方28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZDは、フルサイズ用の高倍率ズームレンズ。従来品も同焦点距離だったが、新たに超音波モーター「PZD」を採用することでAFの高速化と静音化を図った。また今回からフルタイムMFにも対応した。

28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD
望遠端にしたところ

 またキヤノン用が発売中の超望遠レンズ「SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD」については、ニコン用の発売が4月と決まった。ブースには発売前のニコン用もあり、操作を試すことができる。

SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD
望遠端にしたところ。ブースの2階から撮影を試すことができる
カットモデル
盛況のハンズオンコーナー

 ブースでは現行の同社製レンズに触れることができるほか、同社製レンズを持参するとクリーニングを行なってもらえるコーナーもある。

恒例のレンズクリーニングコーナーも

(本誌:武石修)