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タムロン、世界最高18.8倍ズームレンズを4月24日に発売

 タムロンは4月10日、高倍率ズームレンズ「16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO」(Model B016)を正式に発表した。キヤノン用とニコン用を4月24日に発売する。価格は税別8万7,000円。ソニー用も順次発売する。

写真はニコン用

 CP+2014で開発発表していた製品。デジタル一眼レフカメラ用交換レンズとして世界初という18.8倍を実現した。APS-C機に対応し、35mm判換算での焦点距離は24-450mm相当(1.5倍時)。

  従来型の「18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD」よりも、広角側と望遠側を拡大した。一方、前玉径の小型化に寄与するUXR(Ultra-Extra Refractive Index: 超高屈折率)ガラスやガラスモールド非球面レンズの効果的な配置、設計の自由度が向上する5群移動ズーム方式などを採用することで、小型化も図ったとする。

 レンズ構成はガラスモールド非球面レンズ3枚、複合非球面レンズ1枚、LD(Low Dispersion:異常低分散)レンズ2枚、XR(Extra Refractive Index:高屈折率)ガラス1枚、UXRガラス1枚を含む12群16枚。

 AF駆動は、定在波型超音波モーター「PZD」を採用することで高速化と静音化を実現した。コントラストAFへの対応も強化し、ライブビューでのピント合わせがよりスムーズになったという。フルタイムMFも可能。

 手ブレ補正機構「VC」も備える。レンズ内部に水滴が浸入しにくい簡易防滴構造を採用した。

 最短撮影距離はズーム全域で0.39m。最大撮影倍率は1:2.9。フィルター径は67mm。絞り羽根は7枚(円形絞り)。

 最大径×全長は75×99.5mm、重量は540g(数値はニコン用)。花形フードが付属する。

(本誌:武石修)