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タムロン、「SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD」を開発発表

 株式会社タムロンは11月7日、超望遠ズームレンズ「SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD」(Model A011)を開発発表した。価格、発売時期は未定。キヤノン用、ソニー用、ニコン用が予定されている。

 2013年11月7日〜11月11日にフランス・パリで開催される「サロン・デ・ラ・フォト2013」に、レンズサンプルを展示するという。

 現行製品「SP AF 200-500mm F5-6.3 Di LD [IF]」を凌ぐ焦点域を誇る超望遠ズームレンズ。35mmフルサイズセンサーのイメージサークルに対応する。APS-Cサイズ相当の撮像素子を搭載するデジタルカメラで使用した場合は、233-930mm相当(35mm判換算)の焦点域となる。

 レンズ構成は13群20枚。LDレンズ3枚を1群に2枚、3群に1枚に採用。補正効果の高い前群に配置することで、軸上色収差を「徹底補正した」という。

 タムロン開発のナノテクノロジーによる新しい「eBANDコーティング」や、BBARコーティングも採用。ゴースト、フレアを大幅に抑制するという。

 9枚羽根の円形絞りを採用。絞り開放から2段絞り込んだ状態まで、ほぼ円形の絞り形状を保つという。

 手ブレ補正「VC」(Vibration Compensation)機構や、超音波モーター「USD」(Ultrasonic Silent Drive)も採用する。

 最短撮影距離は2.7m。最大撮影倍率は1:5。

 フィルター径は95mm。最大径は105.6mm、長さは257.8mm。ズーミング時の各レンズ群の移動量を最小限に留めたことで、鏡筒の繰り出し量を少なくしたという。

 重量は1,951g。

 着脱式の三脚座を装備。三脚装着時の安定性、頑丈さ、操作性の向上、持ち運び易さを追求し、大きく改善したという。丸型フードが付属する。

(本誌:折本幸治)