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キヤノン、「EF-S 55-250mm」をリニューアル。STMに対応

EOS 70DとEOS Kiss X7iのダブルズームキットも登場

 キヤノンは、APS-Cサイズのイメージサークルに対応する交換レンズ「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM」を9月12日に発売する。価格は5万2,500円。

 東京、大阪、名古屋で開催する体験イベント「EOS 70D JAPAN PREMIER」の会場で実機を展示する。場所や日程はこちらを参照されたい。

 2011年7月に発売した「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS II」の後継モデル。新にAF駆動にSTM(ステッピングモーター)とリードスクリューを採用し、動画撮影時のAF性能を向上させた。特に動画サーボAFを搭載している「EOS 70D」や「EOS Kiss X7i」との組み合わせにおいて静かでスムーズなAFが可能という。また静止画撮影時のAF駆動の静粛性や高速化にも寄与する。フルタイムMFにも対応した。

 光学系も見直し高画質化を図った。最短撮影距離は従来モデルの1.1mから0.85mに短縮した。シャッター速度換算で3.5段分の手ブレ補正が可能。前玉枠は非回転。

 レンズ構成はUDレンズ1枚を含む12群15枚。絞り羽根は円形の7枚絞り。最大撮影倍率は0.29倍。フィルター径は58mm。最大径×全長は70×111.2mm。重量は約375g。

 オプションのフードは新型の「ET-63」となる。

新ダブルズームキットを追加

 「EOS 70D」と「EOS Kiss X7i」にEF-S 55-250mm F4-5.6 IS STMを加えた「ダブルズームキット」を新たに用意する。

EOS 70Dダブルズームキット
EOS Kiss X7iダブルズームキット

 いずれのボディもレンズキットとしては「EF-S18-55 IS STMレンズキット」と「EF-S18-135 IS STMレンズキット」をラインナップするが、今回EF-S 18-55mm F3.5-6.6 IS STMとEF-S 55-250mm F4-5.6 IS STMをセットにした「EOS 70Dダブルズームキット」と「EOS Kiss X7iダブルズームキット」を用意する。

 発売はいずれも9月中旬。価格はオープンプライス。直販価格は「EOS 70Dダブルズームキット」が16万9,800円、「EOS Kiss X7iダブルズームキット」が12万9,800円。

 EOS 70Dは、8月29日に発売する同社ミドルクラスのデジタル一眼レフカメラ。AFが高速化した像面位相差AF「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載する。撮像素子はAPS-Cサイズ相当の有効2,020万画素CMOSセンサー。液晶モニターは約104万ドットの3型バリアングル液晶モニター、連写は約7コマ/秒。

 EOS Kiss X7iは、4月に発売した同社エントリー向けのデジタル一眼レフカメラ。APS-Cサイズ相当の有効1,800万画素CMOSセンサー、約104万ドットの3型バリアングル液晶モニター、約5コマ/秒の連写機能などを搭載する。

【2013年8月23日】記事初出時、ダブルズームキットに付属する標準ズームレンズを「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STM」と記載しておりましたが、正しくは「EF-S 18-55mm F3.5-6.6 IS STM」になります。

(本誌:武石修)