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「PHOTONEXT 2013」が開幕。FUJIFILM X-M1の実機展示も
(2013/6/25 19:32)
富士フイルム
同日午前に発表したXマウント機「FUJIFILM X-M1」を手に取れる状態で展示していた。
X-M1では、従来のXマウント機がシャッター速度ダイヤルを備えてマニュアル撮影の操作性をアピールしていたのに対し、SRオートを選べるモードダイヤルを搭載。エントリー層向けのアプローチが見られる。ボディサイズはズームコンパクトのFUJIFILM X20に近いという。ビューファインダーを内蔵しない代わりに、Xマウント機で初となるチルト式の液晶モニターを搭載した。
先行展示はフジフイルムスクエア、富士フイルムフォトサロン大阪、富士フイルム福岡サービスステーションでも実施しているという。
キヤノン
5月30日に発売した「EF 200-400mm F4 L IS USM エクステンダー 1.4×」を手に取ることができた。
参考展示の「カメラUSBプロテクター」は、発売未定だが来場者の意見を聞くためとして出品していたアイテム。EOS-1D X、EOS 5D Mark III、EOS 6D、EOS 7D用を検討しているとのことだった。カメラを有線接続している際、コードを引っぱるなどしてUSB端子の接点を痛めないよう未然に防ぐアイテムで、スタジオからの意見に着想したという。展示していたサンプルは金属製で、カラーも数種類あった。
写真館向けの画像管理ソフト「Digital Photo Presenter for Studio」(DPPS)は、新たにiPadで使えるHTML5ベースのアプリを参考展示。対面で使用する従来のパソコン用に加え、写真館の混雑時に待ち時間を使って写真を確認・選択してもらう用途を想定しているという。画像データはサーバーから読み込んでおり、1枚ごとの拡大表示やスライドショーも可能。
ケンコー・トキナー
スリックの“高画素対応”を謳うカーボン三脚「カーボンマスター924 FL-SP」を展示。D800などの高画素機と重量のあるレンズを載せることを意識し、太い脚パイプとギア式エレベーターを採用。縮長は機内持ち込みを意識し、雲台を外さなくても58cmとなるよう設計した。リュック側面にも取り付けられるという。
ほかにもブースでは、スリックの耐荷重20kgボール雲台「スーパーボールヘッド20」や、トキナーの「AT-X 12-28 PRO DX」キヤノン用(26日発売)を試せる。
KPIはGodoxのストロボ「WITSTRO」をメインに展示。モノブロックでも大きく嵩張るというニーズに向け、携帯性とクリップオンストロボのような操作性を特徴としていた。価格は未定だが、発光部、バッテリーパック、アクセサリー類をセットにして180Wsモデルが5万9,000円前後、360Wsモデルが7万3,000円前後を見込んでいるという。
ベルボン
大型の石突きを備えた6段のカーボン一脚を参考出品。望遠レンズと一脚でスポーツを撮影する際、通常の石突きでは摩耗が早く撮影時に滑ってしまうことがあるためという。可搬性を意識してカーボンパイプを採用し、同社初という6段パイプで縮長も抑えた。秋〜冬には発売したいとのことだった。
また、今年中の発売を目指すウルトレックのカラーバリエーションモデルも参考展示していた。
コメット
CB-1200の6代目となる「CB-1200VI」を参考出品。光量を従来の1/32から1/64まで落とせるようになった。カメラのデジタル化に伴い、撮影が高感度化していることによるニーズという。
「CM-1200T電源部」は3灯を独立制御できるジェネレーター。光量設定がダイヤルでなくボタン式になっているのも特徴という。
ブースではモノブロックタイプの「TWINKLE 04 FS」のデモを実施。光量を1/64に落とした状態では15コマ/秒までの発光に対応する。表情を逃さないよう2〜3コマの連写をしたいという写真館からの要望があったという。
EIZO
4Kワークフローを意識し、キャリブレーションに対応した「DuraVision FDH3601」をアピール。36.4型4,096×2,160ドットのパネルで、1,920×1,080のフルHDが4面入る。全画面表示のほか、フルHD動画をフル画素で2画面表示した状態でのビデオ編集にも向くという。