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第38回木村伊兵衛写真賞に菊地智子氏と百々新氏が決定

 株式会社朝日新聞出版は6日、第38回(2012年度)「木村伊兵衛写真賞」の受賞者が菊地智子(きくち・ともこ)氏と百々新(どど・あらた)氏に決まったと発表した。

菊地智子氏
百々新氏

 菊地智子氏の対象作は「I and I」(グループ展「日本の新進作家vol.11 この世界とわたしのどこか」から。2012〜2013年、東京都写真美術館)。

鏡の中のサンジェ、北京 2006 ©Kikuchi Tomoko
鏡の前のグイメイ、重慶 2011 ©Kikuchi Tomoko

 百々新氏の対象作は、写真集「対岸」(2012年、赤々舎)、写真展「対岸」(2012年、銀座ニコンサロンほか)。

Turkmenistan, Turkmenbashi, 2010 ©Dodo Arata
Russia, Tnwkobo, 2011 ©Dodo Arata

 木村伊兵衛写真賞は、故木村伊兵衛氏の業績を記念して1975年に創設。各年にすぐれた作品を発表した新人写真家を対象としている。主催は朝日新聞社、朝日新聞出版。

 写真関係者からのアンケートで候補者が推薦された後、選考委員会で受賞者を決定した。

 選考委員は、岩合光昭氏、瀬戸正人氏、鷹野隆大氏の写真家3氏と、勝又ひろし氏(アサヒカメラ編集長)。

 受賞作品展を4月23日〜5月2日、東京・新宿のコニカミノルタプラザ(ギャラリーC)で開催する。

(本誌:折本幸治)