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富士フイルム、Wi-Fi搭載のスリムモデル「FinePix Z2000EXR」

 富士フイルム株式会社は、Wi-Fi機能搭載の薄型デジタルカメラ「FinePix Z2000EXR」を3月9日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は2万5,000円前後の見込み。

 本体色はピンク、レッド、ホワイト、ブルー。

 スライドレンズバリア装備したスリムモデル。処理速度が従来比2倍以上の画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」を搭載したことで、従来モデル「FinePix Z1100EXR」よりも高速なレスポンスを実現した。具体的には、AFが最速0.19秒、起動時間が0.9秒。特に撮影間隔は、Z1100EXRの2秒から0.6秒へと大幅な短縮が見られる。

 引き続き、撮影画像をスマートフォンなどに転送できる無線LAN機能を搭載。スマホへのダウンロードは、専用アプリ「FUJIFILM Camera Application」を介して行なう。スマホからの位置情報取得にも対応している。今回から新たに、スマホ側からカメラ内の画像の閲覧・取り込みが可能になった。また、アクセスポイント経由でPCへの自動保存にも対応している。

 加えて日本向けモデルには、IrSimple/IrSS準拠の赤外線通信機能が搭載されている。

 撮像素子およびレンズのスペックは、Z1100EXRと共通。撮像素子は有効1,600万画素の1/2型EXR CMOSセンサー。レンズは焦点距離28-140mm相当(35mm判換算)の光学5倍ズームとなっている。

 液晶モニターはタッチパネル式だったZ1100EXRの3.5型から、3型になった。ドット数はともに約46万。

製品名FinePix Z2000EXR
撮像素子1/2型有効約1,600万画素EXR CMOSセンサー
レンズ焦点距離28-140mm相当(35mm判換算)F3.9-4.9
最短撮影距離約9cm
手ブレ補正CMOSシフト式
感度ISO100-6400(画像サイズM/Sを含む)
露出プログラムプログラムAE
測光方式TTL256分割、マルチ、スポット、アベレージ
シャッター速度4-1/2,000秒
液晶モニター3型約46万ドット
記録メディアSDXC(UHS-I対応)/SDHC/SDメモリーカード、内蔵16MB
連写速度最大約5.7枚/秒
動画記録H.264(最高1,920×1,080/60fps)など
バッテリーNP-45A
撮影可能枚数約210枚
外形寸法102.7×60.1×19.3mm
質量約169g(バッテリー、メモリーカード含む)、約152g(本体のみ)

(本誌:折本幸治)