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カシオ、光学18倍ズームのハイスピード機「EXILIM EX-ZR700」など
(2013/1/29 14:14)
カシオ計算機株式会社は、EXILIMブランドの新製品として、レンズ一体型デジタルカメラ「EX-ZR700」「EX-ZR400」を発売。「ハイスピードエクシリム」(EX-ZR系)のラインナップを拡充する。
いずれも2012年11月発売の最上位モデル「EXILIM EX-ZR1000」の下位モデル。EX-ZR1000の諸機能を受け継ぎながら、EX-ZR1000にはない特徴を持つ新たな製品として市場に投入される。映像エンジンは、EX-ZR1000と共通のEXILIM Engine HS3。
EXILIM EX-ZR700
光学18倍ズームレンズを特徴とする高倍率ズームモデル。発売は3月8日。価格はオープン。店頭予想価格は5万円前後の見込み。本体色はホワイト、ブラック、ブラウン、ピンク。
レンズの画角は焦点距離25-450mm相当(35mm判換算)。開放F値はF3.5-5.9。なお、EX-ZR1000は24-300mm相当の光学12.5倍となっている。
レンズシフト式の手ブレ補正を搭載。連写合成系機能の「HS手ブレ補正」と組み合わせることで、5段相当の補正効果が得られるという。HS手ブレ補正は、シーン自動認識のプレミアムオートPROでも自動的に作動する。
EX-ZR1000にない新機能としては、シャッター半押し中の画像をキャプチャーし続け、レリーズ前後の3枚を保存する「トリプルショット」がある。従来のパスト連写を簡易化した機能だが、バッファへの保存がパスト連写より少ないことから、「よりストレスを感じささせない」としている。
EX-ZR1000にあった「全焦点マクロ」も継承。しかも今回は「背景ぼかし」とともに、「フォーカスコントロール」として、モードダイヤルに専用のポジションが与えられている。
エクストラモードのついた「HDRアート」や、動画への適用も可能な「アートショット」(トイカメラ、ソフトフォーカス、ライトトーン、ポップ、セピア、モノクロ、 ミニチュア、フィッシュアイ)も引き続き利用できる。
撮像素子は1/2.3型有効1,610万画素CMOS。静止画記録はJPEGに加えて、RAW(DNG)にも対応する。
液晶モニターは固定式。カシオ初の3型92万ドットが採用されている。なおEX-ZR1000の液晶モニターは、バリアングル式の3型46万ドット。
EXILIM EX-ZR400
EX-ZR300の後継機に位置づけられる下位モデル。発売は2月8日。店頭予想価格は4万円前後の見込み。本体色は、シルバー、ホワイト、ピンク。
撮像素子はEX-ZR700と共通。レンズが焦点距離24-300mm相当(35mm判換算)の光学12.5倍となっており、固定式の液晶モニターも3型46万ドットと1ランク下のスペックになっている。
下位モデルながら、トリプルショット、全焦点マクロ、HDRアート、アートショットなどの諸機能を搭載。ただし、RAW記録は行なえない。
起動時間は0.99秒。AF時間は0.14秒。撮影間隔は0.26秒。
撮影可能枚数は約515枚。「シリーズ最長の長電池寿命」という。
製品名 | EX-ZR700 | EX-ZR400 |
---|---|---|
撮像素子 | 1/2.3型有効約1,610万画素CMOS | |
焦点距離(35mm判換算) | 25-450mm相当 | 24-300mm相当 |
開放F値 | F3.5-5.9 | F3-F5.9 |
最短撮影距離 | 約4cm | 約1cm |
手ブレ補正 | レンズシフト | センサーシフト |
最高感度 | ISO25600(HSナイトショット) | |
露出プログラム | プログラム、絞り優先、シャッター速度優先、マニュアル | |
測光方式 | マルチパターン、中央重点、スポット | |
シャッター速度 | 15-1/4,000秒(全モード) | |
液晶モニター | 3型約92万ドット | 3型46万ドット |
記録メディア | SDXC/SDHC/SDメモリーカード、内蔵約52.2MB | |
連写速度 | 最大約30枚/秒 | |
動画記録 | H.264(最高1,920×1,080/30fps)など | |
撮影可能枚数 | 約470枚 | 約515枚 |
外形寸法 | 107.4×60×30.7mm | 104.8×59.1×28.6mm |
質量 | 約222g | 約205g |
※質量はバッテリー、メモリーカード含む