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パナソニック「LUMIX DMC-GH3」デビューイベントが開催
〜今週末には大阪でも実施
(2012/12/4 15:36)
パナソニックは12月1日(土)と12月2日(日)に、東京で「LUMIX DMC-GH3デビューイベント」を開催した。同様のイベントを大阪でも開催する。
12月13日発売のレンズ交換式デジタルカメラ「LUMIX DMC-GH3」のお披露目イベント。
DMC-GH3は、パナソニックのレンズ交換式デジタルカメラ「LUMIX G」シリーズにおけるフラッグシップモデル。シリーズ初の防塵防滴マグネシウムボディや別付けのバッテリーグリップを採用するなど、既存の一眼レフカメラでいうところのミドルクラスに近い立ち位置を与えられている。本体もこれまでのLUMIX DMC-GH2などより、一回り大きくなった。EVFも約153万ドットの液晶タイプから、約174万ドットの有機ELになった。
会場には数多くの実機が展示されており、手にとれる個体も多い。ただし撮影画像の持ち帰りは不可。その代わり撮影コーナーで撮影した画像は、会場内のプリンターでプリントすることができる。東京会場では大型バイクとモデルを被写体とした撮影会が実施されていた。
また、プロカメラマンによるセミナーも随時行なわれていた。講師は静止画が森脇章彦氏、動画が齋藤行成氏。大阪会場でも両講師がセミナーを務める予定。
会場には海外でのプロモーションで使われている海野和男氏、Ira Block氏、Daniel Berehulak氏による作品を展示。いずれもフォトキナ2012で配布していた小冊子に収録されているものだが、今回新たに、中井精也氏、深沢武氏の作品が追加されていた。いずれもDMC-GH3で撮影した作品になる。
DMC-GH3は、カスタマイズ性能に優れているのも特徴。例えばファンクションボタンはボディ各所に計5つも搭載する。
また、グリップ前後のコマンドダイヤルの機能入れ替え(絞り/シャッター速度)や回転方向の変更にも対応。絞り優先時に後ダイヤルを露出補正に割り当てるなど、一般的な中級一眼レフカメラに近いカスタマイズが可能になっている。加えてレンズの回転方向も選べるので、他社ユーザーの乗り換え需要やサブカメラとしての利用も期待できるという。
もうひとつ大きな特徴としては、LUMIX Gとして初めて無線LAN機能を搭載したことが挙げられる。スマートフォンアプリ「LUMIX LINK」用いて、DMC-GH3内の画像をスマートフォンに転送、Webにアップロードすることなどができる。
Webへのアップロードはパナソニックの写真共有サイト「LUMIX CLUB PiCMate」を介して行なう。Twitter、FacebookなどへのSNSへの投稿も行なえる。また、スマートフォンをライブビュー付きのリモコン代わりにして撮影する機能も搭載する。スマホをロガーとして位置情報を記録し、撮影画像に付加する機能も持っている。
基本的な機能は、無線LAN機能を搭載したLUMIX(DMC-SZ5など)に対応する現行LUMIX LINKの機能と同等と見られる。LUMIX LINKはiOS版とAndroid版で利用可能だ。
その他に特徴的なのは、LUMIX G初のワイヤレス調光に対応したこと。DMC-GH3と同時発表のストロボ「DMW-FL360L」(店頭予想価格3万円前後の見込み)との組み合わせで実現する。チャンネル数は4。東京会場でも試すことができた。
大阪では、12月8日(土)と12月9日(日)に開催される。会場は梅田センタービル 地下「クリスタルホールB」(大阪府大阪市北区中崎西2-4-12)。時間は10時〜17時。