キヤノン「EOS 5D Mark III」用ワイヤレスファイルトランスミッターに変色のおそれ


 キヤノンは16日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark III」用のワイヤレスファイルトランスミッター「WFT-E7B」の一部において、外装のラバー部材が白く変色する可能性があると告知。10月16日から対象品のラバーを無償交換すると発表した。

WFT-E7B。Canonロゴ面の右側が該当部分

 ある製造ロットで使用された加硫促進剤の配合量が多かったため、高温・高湿の影響で過剰分と他の物質との化学変化が生じ、「ビス(N,N-ジメチルジチオカルバミン酸)亜鉛」が析出。WFT-E7Bの上部ラバーが短期間で白く変色したという。

 対象品は次の通り(Webサイトから引用)。

  • 製品機番 (Serial Number) の左から1桁目・2桁目が “03”~“06” で、かつ左から5桁目が“1”の数字 のものは対象品です。
  • 「03xx1xxxxx」、「04xx1xxxxx」、「05xx1xxxxx」、「06xx1xxxxx」  ( x は任意の数字です。 )

 同社では、個人の体質・体調によりアレルギー性皮膚反応や、こすった眼が赤くなるなどの症状が出る可能性があるため、白く変色した部分に触れた場合は手を水で洗い流すよう案内している。

 問い合わせ先などの詳細は同社Webサイトで確認されたい。




(本誌:鈴木誠)

2012/10/16 17:22