ソニー、「NEX-6」を海外発表。NEX-7と同じEVF搭載
ソニーは12日、ノンレフレックス(ミラーレス)カメラの新モデル「NEX-6」を海外で発表した。米国での価格は850ドル。先立って海外発表された「NEX-5R」とともに、国内でも2012年内に発売するとしている(同日開催の新商品発表会でのアナウンスより)。
SELP1650(16-50mm F3.5-5.6)を装着したところ(以下同) |
日本未発表の「NEX-5R」と多くの機能を共有するが、NEX-5Rでは非搭載だったEVFを搭載する。EVFは、「NEX-7」と同じ約236万ドットの0.5型有機ELタイプを採用した。
撮像素子は、APS-Cサイズ相当の有効1,610万画素Exmor APS HD CMOSセンサーを搭載する。なおNEX-7はAPS-Cサイズながら有効2,430万画素の撮像素子となっている。
NEX-5R同様、位相差AFとコントラストAFを併用する「Fast Hybrid AF」を採用。AF追従しながら10コマ/秒の連写が可能という。最高感度はISO25600。
無線LAN機能を搭載し、静止画・動画を「PlayMemories Mobile」アプリを利用してスマートフォンやタブレット端末に転送できる機能もNEX-5Rと共通。また「PlayMemories Camera App」から提供されるアプリでカメラの機能を拡張できる。
液晶モニターは約92.1万ドットの3型。ポップアップストロボも利用可能。記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカードおよびメモリースティックPRO-HGデュオなど。撮影可能枚数はEVF使用時が約290枚、液晶モニター使用時が約360枚。
外形寸法は約119.9×66.9×42.6mm。本体のみの重量は約287g、バッテリーと記録メディアを含む重量は約345g。
■電動ズームレンズなども発表
併せてEマウント用の新レンズ3本も発表した。NEX-6とセットの「SELP1650」を除き、国内発売は未定。
「SELP1650」は、実焦点距離16-50mmでF3.5-5.6の電動標準ズームレンズ。米国での価格は350ドル。手ブレ補正機構を内蔵する。「dual-function ring」を備え、パワーズーム操作およびMFリングとして利用できるという。動画撮影にも適するとしている。
「SEL35F18」は、実焦点距離35mmでF1.8の単焦点レンズ。米国での価格は450ドル。光学式手ブレ補正機構を備える。
「SEL1018」は、実焦点距離10-18mmの超広角ズームレンズ。米国での価格は850ドル。EDガラスを使用していろ収差を抑えたとする。手ブレ補正機構も搭載する。
2012/9/12 15:13