キヤノン、「EF 40mm F2.8 STM」のAF問題対策ファームウェア

〜対応ボディならユーザーによるアップデートが可能

 キヤノンは21日、交換レンズ「EF 40mm F2.8 STM」の最新ファームウェア(Version.1.2.0)を公開した。ファームウェアの適用には、レンズファームウェアアップデートに対応するカメラを用いるか、キヤノンサービスセンターで無償対応する。

EF 40mm F2.8 STM。発売は6月22日。実勢価格は1万8,800円前後

 EF 40mm F2.8 STMのレンズ鏡筒が繰り出された状態から不用意に押し込まれた場合、AFが作動しなくなる現象に対策した。同社では8月8日に同現象を告知した際、8月下旬に対策ファームウェアを公開するとしていた。

 ファームアップの対象となるレンズは、シリアルナンバーの頭3桁目が「0」、「1」、「2」のもの(xx0xxxxxxx、xx1xxxxxxx、xx2xxxxxxx)。これに該当しないレンズにはVersion1.2.0以降のファームウェアが搭載されているという。

 レンズファームウェアアップデートに対応する機種(2012年8月21日時点)は、「EOS-1D X」、「EOS 5D Mark III」(Version1.1.3以降)、「EOS Kiss X6i」。エクステンダーやエクステンションチューブは取り外すよう案内している。




(本誌:鈴木誠)

2012/8/21 15:21