キヤノン、「EOS 5D Mark III」「EOS 60D」「EOS 60Da」をアップデート

〜EF 40mm F2.8 STMへの対応など

 キヤノンは19日、レンズ交換式デジタルカメラ「EOS 5D Mark III」「EOS 60D」「EOS 60Da」の最新ファームウェアを公開した。


EOS 5D Mark IIIファームウェアVersion 1.1.3


EOS 5D Mark III。発売は2012年3月22日。実勢価格は35万8,000円(ボディのみ)

 変更内容(キヤノンのダウンロードページより引用)
  • 2012年6月下旬に発売開始の単焦点レンズEF 40mm F2.8 STMに対応しました。
  • オートライティングオプティマイザ機能使用でAEB (Auto Exposure Bracketing) 連続撮影すると、露出アンダーの画像になることがある現象を修正しました。
  • カメラの設定やタイミングによっては液晶モニターのバックライトが消灯しないことがある現象を修正しました。
  • 超望遠レンズとエクステンダーを使用で、カメラの電源がONしないことがある現象を修正しました。
  • メニュー画面に表示する言語(オランダ語 / イタリア語 / 韓国語 / ノルウェー語 / ポーランド語 / スウェーデン語)の誤表示を修正しました。

 記述中の超望遠レンズとは、EF 300mm F2.8 L IS II USMおよびEF 400mm F2.8 L IS II USMのこと。エクステンダーはEF 1.4X IIIとEF 2X IIIが該当する。


EOS 60D/EOS 60DaファームウエアVersion 1.1.1


EOS 60D。発売は2010年9月18日。実勢価格は6万9,100円(ボディのみ)EOS 60Da。発売は2012年4月19日。実勢価格は15万4,700円(ボディのみ)。EOS 60Dの天体撮影向けモデル

 変更内容(キヤノンのダウンロードページより引用)
  • 画像の撮影情報の1つである「カメラBody No.」が正しい番号で表示されない現象を修正しました。※EOS 60Dのみ
  • メニュー画面に表示する言語(ギリシャ語 / イタリア語 / ポルトガル語)の誤表示を修正しました。

 カメラBody No.が正しく表示されないのは、カメラのBody No.が「2147483648」、またはそれより大きな番号で、かつファームウエアがVersion 1.1.0以下のカメラで撮影した画像で発生する。EOS 60Dのみが対象。

 キヤノンでは、正しい番号で表示されない画像への対応として、同梱ソフトウェアのDigital Photo Professional(DPP)、Zoom Browser EX、Image Browserのアップデータを準備しているという。




(本誌:折本幸治)

2012/6/19 15:20