デジカメ国内市場は2年ぶりのマイナス成長

〜GfK Japanの「2011年 家電・IT市場動向」より

 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社は15日、2011年の家電及びIT市場の販売動向を発表した。

 2011年の国内家電小売市場規模は約8兆5,000億円で、2009年とほぼ同規模。エコポイント駆け込み需要の影響があった2010年の9兆4,000億円には及ばないが、節電志向による需要増加やアナログ停波に関する買い替え需要に支えられたとしている。

 デジタルカメラ市場はコンパクト・レンズ交換式ともにマイナス成長。数量前年比9%減の957万台となった。コンパクトカメラは同10%減の817万台、レンズ交換式カメラは同1%減の141万台。東日本大震災の影響による販売減、加えて下期はタイ洪水による一部製品の品薄などを要因としている。

 一方、“ミラーレス一眼”と呼ばれるシステムカメラは数量前年比45%増の49万台に拡大し、レンズ交換式カメラに占める販売数量構成比は11ポイント増の35%となった(2011年上半期は同30%だった)。




(本誌:鈴木誠)

2012/2/15 19:00