イーストマン・コダック、連邦倒産法第11章を申請


 イーストマン・コダックは19日、連邦倒産法第11章(chapter 11)の適用をニューヨークの裁判所に対して申請したと発表した。

2012 International CESのコダックブース。例年とほぼ同じ規模のブースを構えていた

 同社はchapter 11の適用中も通常通り業務は続け、経営再建を目指す。chapter 11は日本の民事再生法に相当する。運転資金として、シティグループから9億5,000万ドルの融資を受けたという。

 同社はすでに13の工場と130の現像所を閉鎖し、2003年から4万7,000人の人員削減を行なうなど、リストラ策を進めてきた。CEOのAntonio M. Perez氏は、「コスト構造をさらに手際よく変えるために、非コア事業の知的財産権を効果的に資金化する必要がある」としている。

 米国を拠点とするリストラについては、2013年に完了する予定。

 米国外の子会社は同法の適用外。





(本誌:武石修)

2012/1/19 17:24