オリンパス、辰野事業場と伊那事業場を統合した製造新会社を設立


 オリンパス株式会社は20日、製造新会社「長野オリンパス株式会社」を設立すると発表した。映像、産業、顕微鏡の複合的な製造機能を持たせ、事業横断的な新しい生産管理技術および生産技術革新を推し進めるという。

 新会社は、長野県内の辰野事業場内に所在する「オリンパスオプトテクノロジー株式会社」が担う映像関連製品、「株式会社岡谷オリンパス」が担う産業関連製品、伊那事業場にあるライフ関連製品(顕微鏡)の各製造機能をあわせ持つ。各事業分野で培った生産機能の強みを共有し、2010年経営基本方針における「ものづくり革新」で重要な役割を担うとしている。

 2011年10月から伊那事業場からの顕微鏡製造ラインの移管を開始し、2011年度内に完了する見込み。伊那事業場では2013年度から新たに内視鏡関連の修理サービス業務を開始する予定。



(本誌:折本幸治)

2011/5/23 16:04