富士フイルム、EXR CMOS搭載の薄型スタイリッシュ機「FinePix Z900EXR」
富士フイルムは、EXR CMOSセンサーを搭載した薄型タイプのコンパクトデジタルカメラ「FinePix Z900EXR」を16日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後の見込み。カラーはレッド、ピンク、ホワイト、ブルー、シルバー。
レッド | ピンク |
ホワイト | ブルー |
シルバー |
2010年8月発売の「FinePix Z800EXR」に続く後継機種。撮像素子を有効1,200万画素の1/2型スーパーCCDハニカムEXRから、有効1,600万画素の1/2型EXR CMOSセンサーに変更し、画像処理エンジンをデュアルコアの「EXRプロセッサー」とすることで、全49パターンから最適なシーンを認識する「プレミアムEXRオート」が新たに使用可能となった。
EXR CMOSセンサーは、裏面照射型CMOSセンサーをベースに、カラーフィルターをハニカム配列としたCMOSセンサー。EXR CMOSセンサーを採用したデジタルカメラは、2月発表の「FinePix F550EXR」と「FinePix HS20EXR」に続き、FinePix Z900EXRが3機種目となる。
レンズはFinePix Z800EXRと同様に光学5倍ながら、28-140㎜相当に広角化(FinePix Z800EXRは35-175mm相当)した。開放F値は、望遠端がF4.7から4.9とやや暗くなった。
3.5型のタッチパネル式背面液晶モニターやレンズバリアなど、外観上のデザインは旧機種を踏襲。機能面では、タッチした被写体を合焦しながら追尾する「タッチ自動追尾」を新搭載した。また、旧機種より「2画面サクサク再生」を引き継ぎつつも、液晶モニターのマルチタッチ操作に対応した。画像再生時の拡大・縮小などを2本の指で行なえる。
動画記録は、最大1,920×1,080ピクセル、30fpsのH.264。従来の同社製CMOSセンサー搭載機と比較して、明るさが約40%向上したという。動画記録中の光学ズームに対応する。
このほか、360度パノラマ撮影機能「ぐるっとパノラマ360」、ペット自動検出機能、ペットオートシャッター、フィルムシミュレーション、フォトブックアシストといった機能を旧機種に引き続き備える。
製品名 | FinePix Z900EXR |
撮像素子 | 1/2型有効1,600万画素EXR CMOS |
レンズ | 28-140mm相当(35mm判換算)F3.9-4.9 |
最短撮影距離 | 約9cm(マクロモード広角端) |
手ブレ補正 | センサーシフト式 |
感度 | ISO100-6400(ISO6400は画像サイズMもしくはS) |
シャッター速度 | 4-1/2,000秒 |
露出プログラム | プログラム、マニュアル |
測光方式 | マルチ |
液晶モニター | 3.5型46万ドット |
記録メディア | SDXC/SDHC/SDメモリーカード |
連写速度 | 3コマ/秒 |
バッテリー | リチウムイオン式充電池「NP-45A」 |
撮影可能枚数 | 約220枚 |
外形寸法 | 100.8×59×18.2mm |
質量 | 約151g(バッテリー、メモリーカード含む) |
2011/4/5 15:22