カメラ記者クラブ、「カメラグランプリ」のロゴをリニューアル

~次回から“レンズ大賞”を新設

 カメラ記者クラブは18日、「カメラグランプリ」のロゴをリニューアルすると発表した。

カメラグランプリの新ロゴ

 カメラグランプリは、毎年4月1日~翌年3月31日に発売されたスチルカメラの中から最も優れた1機種を選定するもの。カメラ記者クラブが主催し、カメラグランプリ実行委員会が運営に当たる。

 今回、アートディレクターの佐野研二氏による新ロゴデザインが決定。「カメラグランプリ2011」(28回目)から登場する。新ロゴデザインでは“カメラ”と“ニッポン”を象徴し、カメラグランプリが「ニッポンのカメラ賞」であることが一目でわかる意匠にしたという。

 カメラ記者クラブが、2010年9月に欧州の「TIPA」(The Technical Image Press Association)と協力体制を確立したこともロゴ刷新の大きなきっかけだとしている。「赤を基調としたロゴは、TIPAのロゴと比べても見劣りしない力強さがあり、『ニッポンのカメラの賞』であることがストレートに伝わるインパクトを持ち合わせている。日本のカメラに関わるすべての人たちの熱い血潮をも感じさせるものであると自負している」(カメラ記者クラブ代表幹事の柴田誠氏)。

 ロゴの変更は、カメラグランプリが始まった1984年以来初めてとなる。これまでは、絞り羽根と“G”をモチーフにしたものだった。

従来のロゴ(カメラグランプリ2010の際のもの)

 なお、次回のカメラグランプリ2011では「レンズ大賞」(仮称)を新設する。1年間に国内で発売されたレンズからベストレンズを選ぶ。

 カメラ記者クラブ加盟誌は次の通り。「アサヒカメラ」(朝日新聞出版)、「カメラ年鑑」(日本カメラ社)、「カメラマン」(モーターマガジン社)、「CAPA」 (学研パブリッシング)、「コマーシャル・フォト」(玄光社)、「デジキャパ!」(学研パブリッシング)、「日本カメラ」(日本カメラ社)、「ファットフォト」(シー・エム・エス) 、「風景写真」(風景写真出版)、「フォトコン」(日本写真企画)、「フォトテクニック デジタル」(玄光社)。




(本誌:武石修)

2011/2/23 18:37