オリンパス、3型液晶採用の「ペンライトE-PL2」を海外発表

〜スマートフォン対応のBluetooth送信ユニットも

 Olympus Americaは5日(現地時間)、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した「OLYMPUS PEN Lite E-PL2」を発表した。米国での価格は、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 IIが付属して599.99ドル。発売は1月中を予定しているという。欧州でも同様の発表があった。国内での発売は未定。

 発売済みのペンライトE-PL1(2010年3月)およびペンライトE-PL1s(2010年12月)の上位機種と推察される製品。2.7型約23万ドットの液晶モニターを3型約46万ドットに変更。SDXCメモリーカードへも正式に対応した。

 背面にはペンE-P1(2009年7月)、ペンE-P2(2009年12月)と同様、コントロールダイヤルを設けている。

 さらに、アートフィルターにおけるバリエーション選択が可能になった。別のアートフィルターを重ねるなど、新しい創作が可能になるという。また、iAUTO時に働く「ライブガイド」は「Live Guide II」という名称で呼ばれ、バー操作をコントロールダイヤルで行なえるようになった。

 顔認識については、人物の瞳にフォーカスをあわせる「iDetect」を追加したという。

 そのほかの主な仕様はE-PL1sを踏襲している。

 撮像素子は4/3型有効1,230万画素のハイスピードLive MOSセンサー。センサーシフト式の手ぶれ補正機能や、スーパーソニックウェーブフィルターでの防塵対応も引き続き備える。E-PL1sと同様、最高感度はISO6400に対応する。

 動画記録は1,280×720ピクセル、フレームレートは30fps。圧縮方式はMotion JPEG。ストロボも内蔵している。

 同時にOlympus Americaでは、下記のペンライト向けアクセサリーを発表している。

 魚眼レンズコンバーター「FCON-37」と広角レンズコンバーター「WCON-37」は、どちらもM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 IIへの装着を想定。マクロレンズコンバーター「MCON-58」は、加えてM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6およびM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7でも使用できる。

FCON-37装着例WCON-37装着例
MCON-58装着例

 加えてマクロアームライト「MAL-1」は、2本の金属製フレキシブルアーム先端にLEDライトを備えた製品。アクセサリーポートに装着する。同時発表の高級コンパクトデジタルカメラ「XZ-1」でも使用可能。

 PENPalというアクセサリーは、撮影した画像を保存し、スマートフォンなどのBluetooth対応製品に送信できる。

PENPal装着例

 そのほか、専用水中ハウジング「PT-EP03」も用意する。

(本誌:折本幸治)

2011/1/6 15:59