キヤノン、「EF 400mm F2.8 L IS USM」をリニューアル


 キヤノンは、大口径超望遠レンズ「EF 400mm F2.8 L IS II USM」を12月に発売する。価格は131万2,500円。

EF 400mm F2.8 L IS II USM

 1999年9月に発売した「EF 400mm F2.8 L IS USM」の後継モデル。従来モデルに採用していた蛍石を1枚から2枚に増やし、光学性能の向上を図った。また、手ブレ補正機構「IS」(Image Stabilizer)を刷新し、手ブレ補正効果を約2段分から約4段分に強化。シャッター半押し時には手ブレ補正を行なわない「ISモード3」を新たに設定可能になった。

 最前面と最後面にはゴミの付着を軽減・防止するフッ素コーティングを施す。また、新たに反射防止コーティングSWC(Subwavelength Structure Coating)を採用することでゴーストの発生を軽減した。フォーカス駆動はリングUSM(超音波モーター)。

 レンズ構成は蛍石2枚を含む12群16枚。最短撮影距離は2.7m。最大撮影倍率は0.17倍。絞り羽根は9枚。フィルターは差し込み式の52mm。

 サイズは163×343mm(最大径×全長)。重量は3,850g。従来モデル(5,370g)と比べて1,520g軽量化した。フード「ET-155(W II)」、ケース「400C」、キャップ「E-180D」などが付属する。

レンズ構成図。紫色が蛍石レンズ

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2010/8/26 13:53