富士フイルム、“瞬速フォーカス”装備の薄型スタイリッシュ機「FinePix Z800EXR」


 富士フイルムは、位相差AFが可能な3.5型タッチパネル搭載機「FinePix Z800EXR」を8月7日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万3,000円前後の見込み。

レッドゴールド
ピンクブラック

 スーパーCCDハニカムEXR搭載の薄型スタイリッシュモデル第2弾。同時発表の「FinePix F300EXR」と同様、撮像素子にAF測距センサーを組み込むことで、位相差AF「瞬速フォーカス」を可能とした製品。2月に富士フイルムが発売した「FinePix Z800EXR」の後継機にあたる。なお、瞬速フォーカスや秋モデル共通の要素については関連記事を参照されたい。

 基本的な外観デザインは前機種を踏襲。レンズバリアにシルバーのアウトラインを施した。機能面では、横もしくは縦位置で最大360度のパノラマ撮影が可能な「ぐるっとパノラマ360」や、フォトブックに使いたい画像をカメラ内でグルーピングしておける「フォトブックアシスト」を新たに装備した。また、補正制御用LSIと補正アルゴリズムを見直し、小刻みな手ブレだけでなく、ゆっくりと大きく動く手ブレにも対応した「新・手ブレ補正」を搭載する。

 カメラの縦横を判別して画面を回転表示する「タテヨコオート」や、画面を上下分割してプレビューとサムネイルを表示できる「2画面サクサク再生」といった機能を前機種から継承。ペット認識モードも引き続き搭載している。

 撮像素子は有効約1,200万画素の1/2型。感度はISO100~3200。最大1,280×720ピクセル、24fpsのHD動画も撮影可能。音声はモノラル。動画撮影中のズームはできない。

 レンズは焦点距離35-175mm相当、F3.9-4.7の5倍ズームレンズ。最短撮影距離は広角端で約60cm、望遠端で約1m。マクロモードでは約9cmまで近づいて撮影できる。

 約46万ドットのタッチパネル式3.5型液晶モニターを備える。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。約30MBの内蔵メモリーを採用。電源はリチウムイオン充電池「NP-45A」。 CIPA準拠の撮影可能枚数は約170枚。

 本体サイズは98.1×20.3×59mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約141g(バッテリー、メモリーカード含まず)、約158g(バッテリー、メモリーカード含む)。



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2010/7/21 14:16