日本写真映像用品工業会、2010年度版「写真・映像用品年鑑」の概要を発表


 日本写真映像用品工業会は21日、2010年度版「写真・映像用品年鑑」の概要を発表した。冊子版およびCD-ROM版を3月に発行する。

 写真・映像用品年鑑は、日本写真映像用品工業会に属する会員企業の製品情報を掲載した冊子。その名の通り年1回の発行を続けており、2005年版まで「写真・映像用品カタログ」の名で知られていた。2006年版からは判形をA4に大判化。名称を「写真・映像用品年鑑」に改めた。また冊子版に加え、CD-ROM版も2006年版から登場している。

2010年度版写真・映像用品年鑑の表紙。右はCD-ROM版のジャケット

 2010年版はA4全536ページ。全国カメラ店での販売を想定するほか、CP+などの関連イベントでの配布を予定する。想定実売価格は500円前後。

 今回の掲載企業数は54社(前回66社)。新規掲載企業は、アートプリントジャパン、アイファイジャパン、トヨ商事、有限会社レオの4社となっている。

 製品紹介ページに加え、「富士山 自分流表現術!」、「メンテナンス百科」、「注目の我が社の製品ここがス・ゴ・イ!」、「プロが現場で使う用品はコレだ!」、「デジタル関連グッズ 商品選びのポイント」、「フォトブック作成のすすめ」、「定番写真用品 欲しくな〜るゼミナール」、「写真屋さんに行こう!」、「撮影のタブー&マナー集」などの企画を盛り込むという。

 なお、CD-ROM版はWindowsとMac OSのハイブリッド版で、Windows 7での動作も保証するという。さらに竹内敏信氏による表紙写真の壁紙データを収録する予定。

 同工業会が21日に都内で開いた記者発表会で、写真・映像用品年鑑について中谷幸一郎会長(ベルボン)は、「1971年に第1号を発行して以来、40年目になる。数多くの写真用品を一斉にまとめて提示する極めて大切な事業」と説明した。

 また、カタログ委員長の渡辺秀樹氏(ハクバ)は、「デジタル、ソフトウェアなど掲載業種が拡充した。撮影に関する編集企画ページにも力を入れている。あらゆる情報を網羅し、カタログの域を超えた資料として活用いただける」と胸を張った。

中谷幸一郎会長(右)とカタログ委員長の渡辺秀樹氏(左)


(本誌:折本幸治)

2010/1/22 14:37