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日本写真映像用品工業会「写真・映像用品年鑑」CD-ROM版

内容はボリュームアップ、サイズは小さく

価格:オープンプライス(店頭予想価格:315円前後)

 写真・映像用品カタログはその名のとおり、日本で手に入るカメラ・写真用品を網羅した分厚い印刷物で、判型をひとまわり大きくした2005年版ではいっそうそのボリューム感を増した。2006年版は520ページに59社の情報が掲載されている。大量のページに顔をうずめるようにしながら、未知の用品を見つけたりするのを楽しみにしておられる方も多いだろう。

 その用品カタログがCD-ROM化され、同時に名前も「写真・映像用品年鑑」と改められた。CD-ROM化されたメリットのひとつは重量で、ただでさえ荷物が重くなりがちなカメラショーやカメラ店からの帰りがこれですこし楽になることが期待される。


2005年の印刷版(右)と2006年CD-ROM版 内容はCD-ROMとWindows XP SP2で閲覧するときの注意事項のみ

 用品年鑑CD-ROMの閲覧に必要なのは、Windows 98/Me/2000/XPと、Internet Explorer 5.5SP2以上がインストールされたPCだ。このほかにMicrosoft VMが必要だが、これは用品年鑑CD-ROMからインストールすることができる。

 内容は、印刷版のページをそのまま収録されたもの。印刷版と同じ感覚で、PC上でめくりながら読めるようになっているほか、400%までの拡大表示や、指定ページへのジャンプ、必要なページの印刷が可能だ。用品取り扱い社のリストが常に左側に表示されており、社名をクリックしてジャンプすることもできる。

 またCD-ROM版独自の機能として、「付箋」が使える。付箋を貼りたいページで右クリックすると、ページの端に付箋が貼り付けられる。他のページを表示しているときでも、端に見えている付箋をクリックすれば、付箋が貼られたページにジャンプできるのだ。付箋は16枚まで貼ることができる。


印刷版がそのまま収録された内容。ページ左上に見えるのが付箋 拡大することもできる。このほか任意の部分を拡大表示する虫眼鏡機能もある

 用品年鑑の楽しみのひとつにカタログ以外に収録された読み物があるが、これもCD-ROM版にちゃんと収録されている。2006年版には「プロのカメラバッグ拝見」、「撮影が10倍楽しくなるテーマ発見術」、「デジタル用語集」、「日本縦断 撮影地ガイド36選」などが収録されている。

 ブラウザウィンドウの大きさが変えられない仕様になっているため、環境によっては文字が小さくなってしまって拡大が面倒といった、細かい不満はあるものの、はじめての試みと思えば非常によくできたCD-ROMだし、実用性も高いといえる。印刷版が無料配布されるのに対し、CD-ROM版は有償となるが、300円前後という販売価格分の価値は十分にあるといえるだろう。

 写真・映像用品年鑑 CD-ROM版は、フォトイメージングエキスポ2006会場で販売されるほか、カメラ店でも購入できる。また、用品工業会ブースではCD-ROM版のデモが行なわれるので、ぜひ実物をお確かめいただきたい。



URL
  日本写真映像用品工業会
  http://www.jpvaa.jp/
  写真・映像用品年鑑
  http://www.jpvaa.jp/catalog/catalog01.html

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【特別編】2006年版「写真・映像用品総合カタログ」はCD-ROM版も(2005/08/29)


( 本誌:田中 真一郎 )
2006/03/17 16:49
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