日本写真映像用品工業会、「CP+」への参加を改めて表明

~第49回定時総会から

続投が決まった中谷幸一郎会長(ベルボン)

 日本写真映像用品工業会は27日、第49回定時総会を開催した。総会では2008年度事業報告のほか、2009年度の事業計画および予算の承認、役員の改選などを行なった。

 会長の中谷幸一郎氏(ベルボン)は冒頭の挨拶で、新フォトイベント「CP+」(シーピープラス)への姿勢を説明。これによると、「会員企業の利益の増進」、「写真映像用品工業界の健全なる発展」、「友好団体との連携による業界興隆策」の3点を重要項目として取り組むとした。CP+はCIPAが主催するフォトイベントで、同工業会は協賛団体となる。なお、フォトイメージングエキスポ(PIE)の共催団体だった、写真感光材料工業会と日本カラーラボ協会については、CIPAが協賛を勧誘中という。CP+は開催がパシフィコ横浜で、横浜市を挙げてのイベントになるとしている。横浜中華街とのタイアップ企画なども検討中という。

定時総会の様子

 また中谷氏は、2008年度には新たに4社が入会したものの6社が退会したことを受け、「かつて無いことで、大変厳しく受け止めている」との認識を示した。現在の会員数は、正会員70社、賛助会員1社の計71社(前年比2社減)。

 2009年度の事業計画については、業界としてデジタル一眼レフカメラを中心に展開すると予測。デジタル化による急速な変化、発展に対応する必要があるとした。一例として、2010年版「写真・映像用品年鑑」の積極的な展開を行ない、新規掲載企業の拡大など内容の充実を図っていく。また、フォトブック普及協議会主催団体の一員として、フォトブックの普及拡大を目指す。

 2008年度の入会企業は以下の通り。

  • エグゼモード株式会社
  • 株式会社タカハシカメラ
  • サイバーグラフィックス株式会社
  • 株式会社グリーンハウス

 2008年度の退会企業は以下の通り。

  • アイ・エス・イー・プロダクツ株式会社
  • 株式会社コスモスインターナショナル
  • パナソニックコンシューマーマーケティング株式会社
  • ハンザテック株式会社
  • 有限会社カメラのヒロカワ内 がんば・らんど企画
  • コメット株式会社

 役員の改選は任期満了に伴うもの。新役員は以下の通り。(敬称略)

会長中谷幸一郎ベルボン
副会長
大堀歡二ケンコー
南英幸ハクバ
専務理事佐藤幸男
理事






高木康雄浅沼商会
粥川博行エツミ
田中保LPL
駒村利之駒村商会
高田昌一スリック
島田幸利DNPフォトルシオ
藤川毅トーカドエナジー
杉原和朗富士フイルム
監査
吉田太一吉田産業
荒井宏セコニック


(本誌:武石修)

2009/5/28 14:21