ニコン、約0.25秒の高速AF機「COOLPIX S640」


 ニコンは、高速起動と高速AFを特徴とするコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S640」を8月28日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万5,000円前後の見込み。本体色はティープブラック、アイスシルバー、プライムレッド、プレシャスピンク。

COOLPIX S640(ディープブラック)背面

 有効1,220万画素の1/2.33型CCD、光学5倍ズームレンズ、2.7型約23万ドットの液晶モニターなどを採用するコンパクトデジタルカメラ。従来機COOLPIX S620と同じく起動時間約0.7秒を誇るほか、今回は新たに、約0.25秒の高速オートフォーカスも売りとする。約0.25秒の測定条件は、28mm相当、被写体距離2m以上、明るさ11LVのとき。

 また、デジタル一眼レフカメラのオートホワイトバランス機能を応用することで、オートホワイトバランスの精度を向上させたという。

 レンズは焦点距離28〜140mm相当、開放F2.7〜6.6の光学5倍ズーム。マクロモードでの最短撮影距離は約2cm(ズームの広角側)。搭載する手ブレ補正機構「VR」は、レンズシフト式となっている。

 ほかのCOOLPIXシリーズと同様、「モーション検知」、「顔認識オート」、「笑顔自動シャッター」、「おまかせシーンモード」、「ターゲット追尾」などを装備。また、同時発表のCOOLPIX S70やCOOLPIX 1000pjと同じく、新機能「美肌効果」を搭載した。人物のシミ、しわ、肌のくすみなどをなめらかに補正して、きれいな肌に仕上げるという。

アイスシルバープライムレッド
プレシャスピンク

 最大640×480ピクセル/30fpsの動画記録にも対応。圧縮方式はMotion JPEG。

 記録メディアとしてSDHC/SDメモリーカードを採用。45MBの内蔵メモリーも利用できる。液晶モニターは、新開発の「クリアカラーパネル」。反射光が気になる屋外でも視認性に優れるとしている。

 本体サイズは約91×20.5×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約110g(本体のみ)。



(本誌:折本幸治)

2009/8/4 15:41