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旅行シーズン到来! 航空・新幹線の「持ち込み手荷物ルール」をおさらいしよう
2026年7月25日 12:00
長期休暇のシーズンに入り、遠方への撮影旅行を計画している方も多いのではないだろうか。
一昔前より小型化しているとはいえ、カメラ機材は総じてかさばり、そして重い。交換レンズや予備のボディ、バッテリー、ライティング機材などなど、持っていきたい機材の取捨選択は悩みどころ。それでいて、大切なカメラ機材を預け荷物にするのはやはり不安が残る。機内持ち込み手荷物として目の届くところに置いておきたいものだ。
そこで、ここでは2026年7月現在の主要な国内航空会社(と新幹線)の機内(車内)持ち込み可能な手荷物のルールをまとめてみた。撮影旅行の計画を立てる一助になれば幸いだ。
まず、現行の機内持ち込み手荷物に関するルールについておさらいしておきたい。国内航空運送事業者からなる業界団体の定期航空協会は、2026年4月1日付けで新ガイドラインの適用を開始した。従前のルールにおける持ち込み可能な手荷物の個数は「手荷物1つに身の回り品1つを加えた2個まで」であり、重量は航空会社の規定に準ずる。
4月から新たに適用が始まったのは「身の回り品の大きさは前の座席の下に収納できる程度のサイズであること」と「手荷物は座席上の棚に収納できるサイズおよび重量であること」の2つ。持ち込み手荷物の個数について変更はないが、特にサイズと重量に関して具体性のあるガイドラインが定められた。
フラッグシップキャリア
ANAとJALの機内持ち込み荷物の基準はほぼ同じで、機体の座席数によって差異が設けられている。「手荷物と身の回り品の合計重量」は10kg以内。カメラ機材は言ってしまえば機械部品やガラスの塊なので、あまりたくさん詰め込むと制限重量にひっかかりがちだ。ANAは身の回り品のサイズについても明記しているが、JALでも同様と考えておくのが無難だろう。
- ANA/JAL共通(100席以上):3辺合計115cm(55×40×25cm)以内
- ANA/JAL共通(100席未満):3辺合計100cm(45×35×20cm)以内
- ANA(身の回り品):40×30×20cm以内
ミドルキャリア
中堅航空会社でも機内持ち込み荷物の基準は、フラッグシップキャリア(100席以上)とほぼ同等。身の回り品についてはサイズを明記している会社としていない会社があるが、フラッグシップキャリアと同様の方針と考えていいだろう。持ち込み可能なサイズを超える手荷物を持ち込みたい場合に向けた「座席占有手荷物料金」を設定している航空会社もある。
- AIRDO/スカイマーク/スターフライヤー/ソラシドエア共通:3辺合計115cm(55×40×25cm)以内
- ソラシドエア(身の回り品):40×30×20cm以内
ローコストキャリア(LCC)
LCCの機内持ち込み荷物重量はどの航空会社も7kg以内となっており、フラッグシップ/ミドルキャリアよりも軽量であることが求められる。手荷物サイズについてはミドルキャリアとほぼ同じ会社もあるが、重量の関係で持ち込める機材の制限はきつめ。ノートPCやタブレット端末の重量を別枠にしている会社もある。
- ジェットスター・ジャパン:56×36×23cm以内
- スプリング・ジャパン:3辺合計115cm以内(56×36×23cm)以内
- Peach:3辺合計115cm以内(50×40×25cm)以内
リージョナルキャリア
撮影旅行では特にお世話になる機会も多いリージョナルキャリア(地方都市や離島を結ぶ路線を中心に運航する航空会社)は、小型機での運行がメインとなるためか、すべての会社が3辺合計100cmのサイズを規定している。一方で身の回り品との合計重量は10kg以内と重量の面で余裕がある。フラッグシップキャリア系列会社の場合は、基本的なルールがANA/JALに準ずる。
- IBEXエアラインズ/天草エアライン/オリエンタルエアブリッジ/日本エアコミューター/北海道エアシステム:3辺合計100cm以内(45×35×20cm)以内
新幹線
新幹線の持ち込み可能荷物は「3辺合計160cm以下の荷物」と「3辺合計161~250cm以内の特大荷物」の2種類。重量は1個あたり30kgまでで2個まで持ち込める。3辺合計160cm以下の荷物は座席上の棚に置くことができるが、特大荷物については乗車する新幹線や席種によって扱いに違いがある。
具体的には、東海道/山陽/九州/西九州新幹線において特大荷物を置きたい場合に「特大荷物スペース付き座席」の事前予約(無料、予約しなかった場合は有料)が必要になる。
なお北海道/東北/秋田/山形/上越/北陸新幹線では席種に特大荷物スペース付きの分類が存在せず、車両内の荷物置き場を自由に利用できる。
ちなみに250cm超の荷物はいずれの場合でも持ち込み不可。
- 北海道/東北/秋田/山形/上越/北陸新幹線:3辺合計250cm以内、30kg以内、2個まで
- 東海道/山陽/九州/西九州新幹線:同上、ただし3辺合計161~250cm以内の特大荷物は専用席の予約が必要
持ち込み可能なカメラバッグの例
以上から旅客機の機内に持ち込める手荷物を区別すると、リージョナルキャリアとそれ以外に分けられる。フラッグシップ/ミドルキャリア/LCCに持ち込めるカメラバッグの一例としては、カメラボディにレンズ5~7本+15型ノートPCが収納可能なバックパックが挙げられる。
- Lowepro フリップサイド 400 AW III:48×33×24cm(105cm)
- Manfrotto:Advanced トラベルバックパック M III 19.2L:49×33×19cm(101cm)
- TENBA Solstice v2:49.5×29.2×20.3cm(99cm)
リージョナルキャリアでは、収納機材の目安がボディ+レンズ4~5本程度の一回り小型なバックパック、スリングバッグ、ショルダーバッグなどが持ち込めそうだ。
- Manfrotto:Advanced コンパクトバックパック III:44×26×17cm(87cm)
- Peak Design エブリデイ スリング 10L:26×42×15cm(83cm)
- thinkTANKphoto ミラーレス ムーバー 20 V2:17×23.5×12cm(52cm)
なお、新幹線はサイズ、重量の規定が比較的緩く自由度が高いので、ペリカンなどのハードケースも選択肢に入れやすいだろう。
まとめ
先にも述べたが、カメラ機材は可動部品やガラスの塊だ。多くのカメラバッグは緩衝材などでそれ自体が普通のバッグよりも重いし、持ち込み手荷物と身の回り品を合わせると、思いの外すぐに制限重量を超過してしまう。自家用車なら自由度は上がるが、遠方だと運転で疲労するし、駐車場なども気にしなければならない。その意味では、移動にかかる負荷と荷物の大きさ/重さはトレードオフといえる。
ベストな撮影旅行のプランは人によって異なるはずなので、自身の体調とも相談して旅程を組み立てたいところだ。この記事が一部でも撮影旅行の計画を立てる一助になれば幸いだ。














