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1型センサーの高倍率機「ソニーRX10」に9年ぶりの新製品
600mm相当+約30コマ/秒ブラックアウトフリー撮影の「RX10 V」
2026年7月10日 08:32
ソニーは、光学25倍ズームのレンズ一体型デジタルカメラ「RX10 V」を7月31日(金)に発売する。価格はオープン。予想価格は36万円前後。
2017年10月発売の「RX10 IV」から約9年ぶりにモデルチェンジした高倍率ズーム機。7月6日(月)に公開されたティザー広告ページでの正式発表となる。
最新エンジンで連写・AFが進化
ズーム比25倍に達するレンズ「ZEISS Vario-Sonnar T* 24-600mm F2.4-4.0」と積層型1.0型イメージセンサーはそのままに、画像処理エンジンを「BIONZ X」から「BIONZ XR」にアップデート。
最高連写速度が約24コマ/秒から約30コマ/秒へと向上し、さらにブラックアウトフリーでの撮影も可能になった。連写速度を連写しながら一時的に変更できる「連写速度ブースト機能」も今回からの搭載になる。
「BIONZ XR」には「AIプロセッシングユニット」も含まれており、「RX10 IV」に用意されていなかった「リアルタイムトラッキング」が使用できる。
被写体認識も強化されている。具体的には認識する被写体として、「車/電車」、「飛行機:先端/体」、「虫:頭/体」が選べるようになった。人物認識には姿勢推定技術も追加。また、位相差測距点の数は315点から575点に増加している。
なお静止画記録形式として、HEIFでの記録に対応した。RAW+HEIFでの記録も可能だ。
S-Log3やクリエイティブルックに対応
4K60p(4:2:2 10bit)や4K120p(4:2:0 10bit)の動画記録に対応。
最大960fps・約7秒の「HFR」(ハイフレームレート)モードは廃止され、ミラーレスカメラ「α」と同様の「S&Q」(スロー&クイック)が追加されている。
S-Log3、ユーザーLUT、LUTモニタリングなど、近年のソニー機と同等の機能も搭載する。クリエイティブルック「FL2」「FL3」も利用可能。
光学式手ブレ補正に電子補正を加えた「アクティブモード」も備える。
4K30pでのライブストリーミングも可能。カメラ内収録も同時に行える。
本体前面にはタリーランプも搭載された。
なお今回からホットシューがマルチインターフェース(MIシュー)になっている。対応マイクとの組み合わせで、ケーブルなしでの音声収録が可能だ。
より「α」に近い構成に
外観上での変化としては、丸みを帯びた両肩がミラーレスカメラ「α」に類似した直線的なデザインになった。防塵・防滴に関する性能もアップグレードされているという。メニューも「α7S III」以降の体系に改められている。
上面にはモードダイヤルに加え、カスタマイズ可能なリアダイヤルを2つ搭載。電源スイッチもスライド式になった。背面にはマルチセレクターやAFONボタンなどが搭載されるなど、「RX10 IV」からの変化が確認できる。
0.39型だったEVFは0.5型へと大型化し、倍率は約0.7倍から0.78倍になった(35mm判換算)。解像度も236万ドットから386.6万ドットへと高精細化している。
通信関連にも更新が見られる。新たに5GHzのWi-Fi 5に対応。リモート撮影だけでなく、クラウドストレージ管理なども行えるアプリ「Creators' App」への対応も果たした。
なお、「RX10 IV」にあった内蔵ストロボは省略されている。
- 撮像素子:有効約2,010万画素1.0型Exmor RS CMOSセンサー
- レンズ:9.1-210mm(35mm判換算24-600mm相当)F2.4-F4
- 撮影距離(レンズ先端から):約3cm(広角端)、約72cm(望遠端)
- 静止画記録:5,472×3,648など
- 動画記録:4K60p(4:2:2 10bit)、4K120p(4:2:0 10bit)など
- ファインダー:0.5型386.6万ドットOLED
- 背面モニター:上下チルト式3型162万ドットLCD
- 記録媒体:SDメモリーカード(UHS-II対応)
- フィルター径:72mm
- 外形寸法:約136.4×94.5×151.3mm
- 質量:約1,111g(バッテリー、メモリーカード込み)












