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“人物以外”のトラッキングも可能になったカメラジンバル「DJI RS 5」
ジョイスティック搭載の「電子ブリーフケースハンドル」も
2026年1月29日 21:00
DJIは1月29日(木)、ミラーレスカメラ向けのジンバル「DJI RS 5」を発売した。希望小売価格は6万8,860円。最大3kgまでの機材の積載に対応する。
同社製ジンバル「Roninシリーズ」の新モデル。2024年4月に発売した「DJI RS 4」の後継機種で、シリーズ内ではミドルクラスの位置づけとなる。日常など趣味の撮影から、小規模人員による本格撮影まで幅広い用途に向くとしている。下位の「DJI RS 4 Mini」は積載量が2kg、上位モデルの「DJI RS 4 Pro」は同4.5kgとそれぞれスペックが異なる。
新採用となる第5世代のRS安定化アルゴリズムにより、モータートルクの最大出力が50%向上。前モデルと最大積載量は同じだが、動作の安定性は大幅に向上したという。またチルト軸の長さが8%拡大しており、それにより全長の長いレンズとの組み合わせなど、対応機材の柔軟性も高くなったとしている。ジンバル本体の重量はクリックリリースプレートを含めて1.46kg。
前モデルでも採用された被写体認識用のトラッキングモジュールが進化。「RS強化型スマートトラッキングモジュール」として、従来は「人物」に限定していた認識対象を“人物以外”にまで拡大した。ペットや車をはじめ、基本的には“なんでも”認識できるとのこと。
さらに、「RS強化型スマートトラッキングモジュール」で捉えた映像はジンバル本体のディスプレイにも表示可能で、画面上のタッチ操作により認識被写体を指定するといったことにも対応する。
ローアングル撮影や両手持ち撮影時に利用するブリーフケースハンドルも刷新。「電子ブリーフケースハンドル」としてジョイスティックやボタンを搭載したことで、ハンドル側からのジンバル操作に対応した。これにより、ジンバル本体側でフォーカスを、ハンドル側でズームを、といったように異なる操作の割り当てが可能になった。
なお、上記のようなフォーカスおよびズームの操作には、別売りの「DJI Focus Pro モーター」が必要となる。「DJI RS 5」の場合、これを2台組み合わせられる点も強みの1つとなっている。
また、ジンバルの弱みでもある“縦揺れ”を補助する機能として「Z軸インジケーター」を搭載した。ジンバルが吸収しきれない縦揺れを画面上に表示することで、撮影時の注意を促す機能となっている。
ワイヤレスで操作できるカメラの種類が拡大した。従来から対応するキヤノン、ソニー、ニコンに加えて、パナソニックと富士フイルムのカメラにおいてもBluetooth接続が可能になった。
バッテリーは前モデル比で充電効率が60%向上。1時間ほどでフル充電可能としている。駆動時間は最大14時間で、前モデルの12時間から長くなっている。別売りの大容量バッテリーグリップ「BG70」を装着すると、駆動時間を30時間まで伸ばせるという。
撮影前のセッティングに関しても改良が施された。パン、チルト、ロールの全軸に微調整ノブを新たに搭載。これによりカメラのバランス調整が簡単になるという。
販売ラインアップには、ジンバル単体のほか「コンボ」も用意。「RS 強化型スマートトラッキングモジュール」と「電子ブリーフケースハンドル」についてはコンボに同梱される。コンボの希望小売価格は7万9,200円。

















