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新アルゴリズムを搭載したジンバル「DJI RS 4」シリーズ

独立型のLiDARフォーカスシステムも同時発表

左から「DJI Focus Pro」「DJI RS 4 Pro」「DJI RS 4」

DJI JAPAN 株式会社は、カメラジンバル「DJI RS 4 Pro」「DJI RS 4」とアクセサリー「DJI Focus Pro」を4月9日(火)に発売した。

「RS 3」シリーズの後継モデル。新設計の水平プレートを搭載し、横縦撮影にシームレスで切り替え可能。3軸にはすべてテフロン加工を施し、スムーズなバランス調整を実現。ノブによる微調整にも対応した。

「DJI RS 4 Pro」「DJI RS 4」には、Focus Proモーターが付属するコンボキットも用意する。

DJI RS 4 Pro

RS 4シリーズの最上位モデル。積載重量4.5kgとあって、シネマカムに24-70mm F2.8クラスのレンズを装着した状態で運用できる。軸アームにはカーボンファイバーを採用する。

従来機「DJI RS 3 Pro」と比較して、3軸ともモータートルクが20%増加。これにより重量のあるカメラやアクセサリーを装着しても、余裕がある状態で動作するという。

「第4世代RS安定化アルゴリズム」を搭載し、異なる使用シナリオに合わせて最適化。カーマウントモードを新たに用意し、車の振動など様々なデータでブレを抑えるモードも加わった。

付属バッテリー「BG70」を使用した場合の駆動時間は29時間。45WのPD急速充電に対応し、急速充電をした場合2.5時間でフル充電となる。

Proシリーズのコンボキットには、Focus Proモーターのほか映像トランスミッターなどが付属する。

直販価格(税込)

・DJI RS 4 Pro:9万9,000円
・DJI RS 4 Pro コンボ:12万3,200円

DJI RS 4

積載重量3kgで、レンズを装着したミラーレスカメラを搭載可能。従来モデルと比較してチルト軸が8.5mm延長された。それにより、フィルターなどのアクセサリーを追加した場合でも調整が可能となった。

RS 4 Proと同様に「第4世代RS安定化アルゴリズム」を搭載。軸アームにはアルミニウム合金を採用する。

直販価格(税込)

・DJI RS 4:6万6,000円
・DJI RS 4 コンボ:7万9,200円

DJI Focus Pro

独立型のLiDARフォーカスシステム。LiDAR、モニター、グリップ、ハンドユニットの4つのモジュールで構成する。カメラのフォーカスを使わず、ジンバル側ですべてのフォーカス操作が可能となる。

LiDAR、モニター、グリップ、ケースがセットになったクリエイターコンボと、前述のキットにハンドユニットが加わったオールインワンコンボを用意する。

付属グリップを使用することで、タッチパネル上でのパラメーター調整やプレビューが可能。Bluetoothでカメラ本体やスマートフォンなどと接続でき、録画の開始や停止、MFレンズのキャリブレーションなどが行える。

LiDARの被写体(人)の焦点検出距離は最大20m。70°の超広角FOVに対応。LiDARの測距点は7万6,800点で、30HzのLiDARリフレッシュレートと組み合わせることで、素早く動く被写体でも安定したフォーカスが可能だという。

直販価格(税込)

・クリエイターコンボ:12万7,600円
・オールインワンコンボ:26万1,800円

本誌:佐藤拓