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粒状性を改善したHARMANの新しいカラーネガフィルム

予測不能な変化も低減

HARMAN Phoenix II 200 135-36

3i株式会社は、蔵CURAセレクションの新製品として、135mmフィルム「HARMAN Phoenix II 200 135-36」と120フィルム「HARMAN Phoenix II 120」を7月16日(水)に発売した。価格はどちらも2,585円。

HARMAN Phoenix IIは、HARMAN Technology製の第2世代カラーネガフィルム。

目立つ粒子と鮮やかな色彩、ハイコントラストという特徴のある「HARMAN Phoenix 200」(2023年12月発売)や「HARMAN Phoenix 200 120」(2024年9月発売)の個性を残しつつ、コントラストや粒状性を改善したことで、より繊細な表現が可能となった。

また、ハイライトとシャドウの保持力が向上し、ラチチュードも拡大した。

すべての層と構成要素を再設計・再構築しており、新しい染料や素材だけでなく、実験的な層構成まで採用。これにより、初代製品にみられた予測不能な症状などが抑えられたという。

現像処理はC-41。ISO 200のDXコードに対応する。ただし、ISO 100設定もしくは露出+1程度で最良の撮影結果が得られるという。

HARMAN Phoenix II 120
提供:3i株式会社
提供:3i株式会社
提供:3i株式会社
提供:3i株式会社
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。