ニュース
双眼鏡「ZEISS SFL」に有効径50mmの新モデル
金属ボディでコンパクトな全長 光透過率は90%
2025年6月25日 10:10
株式会社ケンコー・トキナーは、有効径50mmにしてはコンパクトなZEISSブランドの双眼鏡「SFL」シリーズの新製品を6月20日(金)より順次発売している。
「ZEISS SFL」は、マグネシウム合金ボディを採用することで、軽量性と堅牢性を両立した双眼鏡シリーズ。
50mmの大口径対物レンズを搭載しながら長さが160mmと、42mmクラス(約150~165mm)のコンパクトなボディサイズを実現した。
防水設計となっており、内部に窒素ガスを充填することでレンズの曇りを防ぎ、疎水性のあるLotuTecコーティングにより、鮮明な視界が得られるのが特徴。
Schmidt-PechanプリズムにHTガラスを採用したことで、光透過率90%を実現。視覚的な反射を抑えたクリアで、鮮明な画像が得られるようになった。
さらに、非球面レンズとED(超低分散)レンズの搭載や、球面を補正して平面に保つフィールドフラットナーテクノロジーの採用により、視野全体にわたって色収差を低減している。
操作面では、約1.4回の回転で最短合焦距離から無限遠へフォーカスできる「SmartFocus」を採用。エルゴノミクスに基づいた構造で、手袋を着用したままでも操作が行える。
この他、UHD(超高精細)コンセプトやZEISS T*マルチコーティングにより、細部まで自然な色再現が可能になったという。
別売の三脚アダプター「ZEISS Tripod Mount 1/4」を使用した三脚への固定にも対応する(SFL 12×50のみ同梱)。
ZEISS SFL 8×50
- 倍率:8倍
- 対物レンズ有効径:50mm
- 光透過率:90%
- 射出瞳径:6.25mm
- 薄暮係数:20.0
- 1,000m先の視界:131m
- 見掛け視野角:58°
- 最短合焦距離:1.8m
- 視度補正範囲:-4.0/+4.0
- 射出瞳距離:20mm
- 瞳孔間距離:56~74mm
- 防水:400mbar
- 作動温度:-20°/55°
- 三脚アダプター:使用可
- 長さ:160mm
- 瞳孔間距離65mmでの幅:133mm
- 重量:855g
- 付属品:ケース、フロントキャップ、リアキャップ、ストラップ、レンズクロス
- 価格:31万9,000円
- 発売日:6月20日(金)
ZEISS SFL 10×50
- 倍率:10倍
- 対物レンズ有効径:50mm
- 光透過率:90%
- 射出瞳径:5.0mm
- 薄暮係数:22.4
- 1,000m先の視界:122m
- 見掛け視野角:66°
- 最短合焦距離:1.8m
- 視度補正範囲:-4.0/+4.0
- 射出瞳距離:18mm
- 瞳孔間距離:56~74mm
- 防水:400mbar
- 作動温度:-20°/55°
- 三脚アダプター:使用可
- 長さ:160mm
- 瞳孔間距離65mmでの幅:133mm
- 重量:872g
- 付属品:ケース、フロントキャップ、リアキャップ、ストラップ、レンズクロス
- 価格:32万4,500円
- 発売日:6月20日(金)